「声のよか、まーだ歌ってよ」。利用者と輪になり「うさぎとかめ」「おてもやん」「炭坑節」などの曲を手拍子しながら歌うことが午前中の日課だった。声の小さな方をリードするために、明るく大きな声で歌うよう心掛けていた。喜んでもらえ、やりがいを感じていた。
10年間働いた老人ホームを退職し4月から看護学校に通っている。環境の変化にようやく慣れてきたところだ。忙しかった毎日を昨日のように思い出す。
次は看護師としてお世話が出来るよう、働きながら学んできたことを生かし、資格が取れるよう頑張りたい。
熊本県玉名市 関友里恵(29) 2019/10/3 毎日新聞鹿児島版掲載
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