厚い氷が張った寒い朝、散歩で小道を歩いていた。雑木が道に覆いかぶさり、落葉が吹きだまっているところがある。その上に緑色のものが見えた。「なんだろう?」近づいてみるとメジロが1羽横たわっている。
白くくまどられた目を閉じ、片方の羽を自分の身に覆いかぶせるかのように広げた状態であった。口ばしをつまんで持ち上げてみた。硬くなった体は、横たわっていた形のままに持ち上がった。そのまま見捨てるは忍びなく、ポリ袋に入れて持ち帰り菜園の隅に埋めた。
孤独死防止が叫ばれている今、誰も知らないメジロの一生が終わった。
山口県岩国市 沖 義照 (2011.01.26 毎日新聞「はがき随筆」掲載) 岩国エッセイサロンより転載
写真も沖さん提供
白くくまどられた目を閉じ、片方の羽を自分の身に覆いかぶせるかのように広げた状態であった。口ばしをつまんで持ち上げてみた。硬くなった体は、横たわっていた形のままに持ち上がった。そのまま見捨てるは忍びなく、ポリ袋に入れて持ち帰り菜園の隅に埋めた。
孤独死防止が叫ばれている今、誰も知らないメジロの一生が終わった。
山口県岩国市 沖 義照 (2011.01.26 毎日新聞「はがき随筆」掲載) 岩国エッセイサロンより転載
写真も沖さん提供
新燃岳からかすかに登る白い煙は風情があったのですが、今回は大きな噴石を飛ばし、火砕流まで引き起こす大きな爆発です。
北西からは桜島、真北から新燃岳、暗い雲(噴煙)が襲ってきます、享保年間の爆発に匹敵するとか…。
何とか早く鎮まってほしいものです。
ホントに寒い日が続きますが、ホースの爆発はもう大丈夫でしょうか。