はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

道徳教育

2018-07-21 16:59:33 | はがき随筆
 モリカケ問題でうそをついているのは誰か、国民の心の中では決着はついている。文科省高官は私立大学支援事業に便宜を図り、見返りに息子を医大に合格させた疑いで逮捕された。
 文科省は道徳を教科にして教科書を作り評価の対象にしたが、自ら道徳の負の教材を示しているかのようだ。
 財務省高官のセクハラ問題では「セクハラ罪はありませんので」と高圧的にその知識をひけらかした大臣もいたが笑止である。道徳は法律以前の人間としての規範である。こんな文科省や大臣に道徳教育を語る資格があるのだろうか。
 熊本市北区 西洋史(68)2018/7/21 毎日新聞鹿児島版掲載