はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

咲いた咲いた

2015-04-18 16:02:42 | はがき随筆


 「さいた、さいたと言えば」。以前、宴会での問いに「サクラガサイタ」と20歳ほど年上の先輩は答え、私たちの世代は「チューリップの花が」答えた。
 3月の彼岸の入りから暖かい日が続いた。その日和に誘われるように、プランターに植えていたチューリップの花が開いた。黄色と赤の2種だった。
 娘の夫が大隅の知人から頂いた球根を、昨秋3球植えていた。もう1本は、まだつぼみを付ける寸前だ。彼岸明けから気温の急降下が予想されている。温度に敏感な植物だけに、開花は3月末か。白い花を咲かせ童謡のように赤、白、黄色となれ。
  鹿児島市 高橋誠 2015/4/18 毎日新聞鹿児島版掲載