kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

テック銘柄強し

2024-06-19 03:56:24 | 日記
米国市場では再び大手テック銘柄が人気を集めています。下落傾向が続くダウでも採用銘柄の
マイクロソフトやアップルは先週にはかけ相次いで過去最高値を更新しました。ナスダック指
数やSOX指数は高値追いが続いています。

エヌディディア株の上昇はこのところ一服気味ですが、週明け17日はブロードコムやクアルコ
ムや生産受託大手のTSMCや半導体製造装置のASLM、ラムリサーチが牽引する形でSOX指数
が高値追いを続けています。

一方週明け17日の市場では欧州政治の不安から指数に影響の大きな東京エレクトロンが2.5%安
アドバンテストも3.6%安に沈みました。米国市場の動きを見る限り生成AIブームでエヌディディ
ア株独歩高から半導体市場の回復期待で周辺銘柄に買いが波及したようです。

現状半導体銘柄は日米企業の株価がデッカプリング状態になっていますが、成長力、技術力など
決っして米国企業や世界の企業に見劣りするようなことはないと考えています。あくまで春まで
の株高が一服し需給面での調整が続いているのではないかと思います。

米国の投資家は基本マグニセントセブンのようなテック銘柄がお気に入りです。バフェット氏の
ようなバリュー株主体の投資家はそんなに大きくないのではないでしょうか。一方海外投資家で
も欧州系は金融など伝統的な銘柄への関心が強いようです。

欧州の時価総額が大きい銘柄はルイ・ヴィトンなどを傘下に持つ企業です。欧州には米国のよう
な大手テック銘柄はなくエネルギーや金融、自動車銘柄の時価総額が上位です。

米国の投資家が自国の大手テック銘柄だけでなく日本のテック銘柄を補完的に物色するようにな
れば投資家層も広がり日本株の価値も高まるでしょう。がんばれキーエンス、がんばれ東京エレ
クトロンといったところでしょうか。株主還元だけでなく成長投資をしっかりしているテック銘
柄に投資妙味がありそうです。

日立や三菱重工が人気を集めている一因はやはり生成AI関連だということです。日立は再エネ向
けなどの送電線事業の受注残が積みあがっています。三菱重工は国の防衛費の増加という追い風
に加えて大黒柱の発電機器の好調が伝えられています。いずれも生成AIのデータセンター向けの
電力需要の増大で恩恵を受ける銘柄とみられています。

膨れ上がる電力需要を賄いしかも出来るだけ環境負荷の少ない電力源として原子力発電への期待が
再び高まる気配もあります。両銘柄ともこの分野に強いこともプラスに働きそうです。生成AIの普
及で電力需要予想がこれまでよりも高まりました。イノベーションを起こすテック銘柄への期待は
やはり今後も続きそうです。
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