kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

東京エレクトロン

2024-06-14 06:13:48 | 日記
CPIやFOMC通過後もダウ安のナスダック指数高が続いています。SOX指数も最高値を更新し
続けています。しかもこの1週間に限るとエヌディディア株は高値圏でのもみ合いです。代わ
ってブロードコムやTSMC、半導体製造装置のアプライドマテリアルなどが上昇し、裾野が
広がっています。

米国の利下げがどんどん先送りになり教科書的には成長株には逆風となりそうなのですが
このところの市場はそうなっていません。ダウの足を引っ張っているのはJPモルガンやビザ
などの金融株やキャタピラーなどです。米国景気の減速が影響しているのでしょうか。

ナスダック指数やSOX指数高で上昇しやすい日本株が以前の姿でしたが、このところ追随で
きなくなっています。海外投資家は先週まで3週連続で売り越しています。今週のこの動きが
続いている可能性もありそうです。生成AIの本命銘柄とも一時みられていた東京エレクトロン
の上値が重いのも日経平均の足枷になっています。

当時生成AI御三家と言われていたSBGは米エリオットの買いが明らかになり大規模な自社株買
いを要求していることでこのところ高値追いが続いています。アドバンテストは3月上旬に高値
を付け他の半導体銘柄よりも早く調整になり高値から3割程度まで下落しました。足元では安値
から1割程度戻しています。

一方東京エレクトロンは4月初旬に10年来高値を更新してからも中旬まで高値圏で推移していま
した。高値から2割程度下落し一旦下値を付けたようですが、その後の上値の重さは需給面の要
因が大きのでしょうか。今期業績が回復する見通しですが、2023年3月期を越えられないことが
原因という見方もあります。

しかし半導体市場の回復の具合によっては上方修正があっても不思議ではありません。データセ
ンターにPCやスマホの回復が見えてくれば見直し余地は出てきそうです。東京エレクトロン株だ
立ち直れば波及効果で他の半導体銘柄にも復調が期待できます。さてそれはいつになるのでしょ
うか。
コメント
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