kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

高クオリティー株

2024-06-05 06:05:35 | 日記
ここ1週間ほど米国市場ではマグニセントセブンと言われている大手テック銘柄がエヌディ
ディアやアップルを除いて調整色を強めています。テスラの低迷は年初から続いています。
EV市場の減速懸念やBYDの躍進で販売が劣勢に立たされていることが理由です。

マイクソフトやアマゾン、メタは生成AI相場を年初から牽引してきましたが、エヌディディ
アの人気に圧倒された訳でもないでしょうが、とにかく冴えない展開が続いています。長期
金利の高止まりで割高感のある大手テック銘柄は利益成長が目覚ましいエヌディディアには
障害とならないようです。

アップルの堅調さの背景にあるには年初からの生成AI相場に乗り切れず株価の出遅れが背景
にあるのでしょうか。ダウ平均は収益環境が良好なキャタピラーやゴールドマン・サックス
アメリカン・エキスプレスの3社が支えているようです。

日本市場でも日立やメガバンク3行が今週も10年来高値を更新したようにハイテク銘柄でなく
伝統的な製造業や金融業の見直しが進んでいます。勿論背景には好業績と自社株買いなど株主
還元が背景にあります。一日で10%前後の急騰もある半導体銘柄の派手さはありませんが着実
に下値を切り上げています。おそらく長期投資家の資金が切れ目なく流入しているのでしょう。

生成AIや円安メリットを囃した物色は業績が付いてこなければ期待が剥落するのは時間の問題
です。今後はテーマよりも個別企業の業績がより重視される流れになりそうです。今はEVも生
成AIも日本市場では色あせ気味ですが、この中でも今後も市場が拡大するのは確実です。メリ
ットは企業によりバラツキはあるでしょうから本当に需要を捉えて成長できる銘柄を見つける
ことが大事です。


コメント
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