kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

トヨタ

2024-06-18 05:47:06 | 日記
メジャーSQ通過が上昇のキッカケになるのではなく下値へのチャレンジになってしまったの
でしょうか。週明け17日の日経平均は大きく下落して3万8000円割れ寸前までいきました。
ダウよりもナスダック指数に連動する場面がこれまでは多かったのですが、週末のダウは下落
しかしナスダック指数は小幅高で高値圏を維持しました。

フランスの政治不安が週明けの東京市場の下げの背景にあるといわれています。フランスも
ドイツなどの欧州市場はマクロン大統領の総選挙の実施が明らかになって以降下落が続いて
います。もっとも欧州市場は利下げ期待から過去最高値を5月につけていました。どこかの
タイミングで売りが出やすい状況だったようです。

日本株の海外投資家の買いの8割は欧州からと言われています。しかもヘッジファンドのよう
な比較的足の短いマネーが主体とも言われています。足元も欧州市場の下落で投資余力の低下
した欧州の投資家の売りが日本市場に出ているとの観測もあるようです。海外投資家はここ数
週間売り越しを続けていますから漠然とした需給面での不安材料が週明けの大幅安に繋がった
ようです。

週明けの日経平均は半導体や自動車や商社が軒並み売られました。このところの日経平均は
ナスダック高に追随できなくなっているようです。ダウ安は米国景気の減速懸念で景気敏感
株が売られているからです。特に自動車セクターは指標株のトヨタの不正3車種の生産停止が
7月まで延長されるというニュースもあり下げ止まらないことが投資家心理に影響しているよ
うです。

同銘柄は高値からの下落率が22%に達しました。生産停止の影響は無視できませんが、150円
台後半の円安が続くというのであれば円安メリットというプラス効果も期待できます。1兆円
の自社株買いを実施中ということもあり下げ止まりが確認できればまた見直されるでしょう。

もっとも米国市場でGMやフォード株のことが話題になることは余りありません。特にGMがダ
ウ採用銘柄から除外されて以降は投資家の関心も高くなくGM株の動きが市場に与える影響は余
りないようです。ニュースになったのはEV事業に多額の投資を表明した時くらいでしょうか。

自動車セクターではテスラが話題の中心であり続けました。そのテスラもBYDの追い上げ攻勢
や中国市場での乱売競争でマグニセントセブンの中でも蚊帳の外の存在です。日本株時価総額
1位がトヨタでホンダなども完成車メーカーやデンソーなど部品メーカーを含めた自動車セク
ターの存在は収益や株式市場に及ぼす影響は米国市場の非ではありません。筆頭格のトヨタ株
の行方からは目が離せないようです。
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