kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

これまでの経緯と今後の展望

2024-06-25 06:12:56 | 日記
今週で2024年相場も半分が終わります。これまでの日本株の歩みを総括すると能登半島地震の
影響もあり大発会は一時3万3000円割れまで下落しました。しかし翌日から上昇相場がスタート
しあれよあれよという間に1月10日には3万4000円台に到達、翌日には3万5000円台、22日には
3万6000円台、2月17日には3万7000円台、その2営業日後には早くも3万8000円台、7営業日後
には3万9000円に達しバブル時の高値3万8915円を超えました。

そして3月4日には4万円の大台を突破しました。1月から3月までの3か月間で7000円も上昇し
まさに歴史的な強気相場が展開されました。結局日経平均は3月22日に今年の高値であるザラ
場4万1087円を記録しました。欧米市場を大きく上回る上昇率はやはり海外投資家の資金流入
がありました。

その頼みの海外投資家がここ数週間売り越しに転じた訳ですから冴えない相場が続くのも当た
り前です。もっとも3万8000円台をおおむね維持できているのは旺盛な自社株買いを新NISA効果
で個人投資家の買いがコンスタントに入っているおかげでしょうか。

では下期の相場はどうなるのか。市場関係者の見方はおおむね下値は3万6000円から7000円、上
値は4万2000円から4000円。年末時点の日経平均は4万です。大統領選挙でバイデン氏の再選でも
トランプ氏の返り咲きにせよイベント通過による不透明感が解消されて日米市場とも高値を追う
展開を予想しているようです。

問題はどんなセクターが注目なのかです。米国市場では大型テック株が引っ張る相場が予想され
ているようです。日本市場では国内では夏以降に実質賃金のプラス転換が確認され、下期にかけ
て個人消費の拡大が期待できるとの見方から内需銘柄が注目とする見方もあります。セクターで
は小売りや建設が有望だという見方です。

もっとも160円に迫る円安が今後も続けば輸入コストの上昇で食品を中心に価格が高止まりして国
内消費に逆風となるかもしれません。政府はガス、電力料金に関しては消費が増加する夏場の3ヶ月
補助金を復活させる予定ですが問題は秋以降です。その時になっても155円を優に超える円安が続き
原油価格が上昇すれば国民負担は増し消費回復に懸念が残りそうです。内需株復活のカギは円相場が
150円を割り込むことでしょうか。

米国市場がテック株主導の相場展開があるとしても昨今のように日本の半導体銘柄が追随できない場
面になるとやはり日経平均の上値は重くなります。半導体セクターがどこまで人気回復できるかも
下期の相場の行方を左右しそうです。
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