kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

中国から日本へ

2024-06-27 04:42:52 | 日記
再び世界のマネーはアジアでは中国市場から再び日本市場に戻ってきたのでしょうか。4月下旬
から5月にかけて東京市場が下落する中で上海市場は上昇する場面もありました。中国株買いの
背景には割安感や中国政府による買い支え期待という材料が囃されました。

マネーでも特に足の速い資金は日本市場から中国市場に資金を振り向けているという観測が語ら
れました。中国政府が不動産対策に乗り出すという期待がありました。しかし上海市場は5月20日
の高値3174を記録して以降下げに転じ節目の3000を6月21日に割り込んでからも下げ止まらず6月
25日には一時2935まで下落しました。

不動産不況の出口が見えない中で米中対立は激化するばかりです。欧州やカナダが中国製EVに高
関税を課すことを決めEVの輸出ドライブには逆風も吹き始めました。中国国内ではデフレが進行
し自動車やスマホの価格下落が続いています。一説には国内需要の2倍の生産能力があると言われ
ているEVが中国経済に今後どんな影響を与えるのか注目です。

26日の市場は大きく上昇しました。節目の3万9200円どころを抜いたことから買いに弾みがついた
ようです。エヌビディア株やSOX指数高にあれほど追随できなかった日本の半導体銘柄がまとまっ
て買われたことで指数の上昇幅が広がりました。25日よりも値上がり銘柄が減少した26日の日経平
均が前日よりも200円程度上げ幅が大きかったのはやはり半導体銘柄の上昇が指数を押し上げたから
です。

フランスの政治不安が利下げ期待で高値を更新していた欧州市場を直撃しました。日本市場は4万
円大台回復の見通しはまだ不透明ですが、まあまあ踏ん張っている方です。そして利下げ回数がど
んどん低下している米国市場はナスダック指数やS&P500種が今月高値を更新しました。現状では
米国市場一強の展開です。

週初時点での今週の見通しは先週とほぼ同じ水準を予想する市場関係者が多かったようです。まだ
2営業日を残していますが、3万9500円以上を予想する人は一人でした。週末、月末、四半期末で
需給面での不安が株価の重しになると読んでいたようです。株主総会のピークで今週は自社株買い
が低調という見方も先高観の乏しさでした。予想はやはり難しいということでしょうか。

11月の大統領選挙を控えていることもありこのまま上昇局面が続くのかは確信が持てません。7月
26日からはパリオリンピックが開幕します。投資家の関心がオリンピックに向かい市場は夏枯れ懸
念もあります。それでも余程のことがない限り米国株はまだ上昇しそうです。時価総額でも利益の
絶対額でもマグニセントセブンが占める割合は大きく世界で稼ぐ高収益モデルは健在です。大型グ
ロース株が多いのが米国市場の強みです。
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