kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

上昇5週目

2012-07-05 08:43:46 | 日記
日経平均は9000円乗せ後も堅調に推移しています。4日には5月8日以来の
9100円台まで戻しました。もっとも商いを伴って主力株がガンガン上げて
いる訳ではなく売買が活発なのは材料株中心です。NY高という支援材料が
あっても円相場が現在の水準では主力輸出株の上値を大きく買い進んでいく
環境ではないのでしょう。

それでも目先は金融緩和期待に支えられて13日のSQまでは大きく崩れる
可能性は低く高値圏で推移するだろうという見方もあります。NY市場は1万
3000ドル目前、東京市場も半値戻しの9200円目前、今週で上昇5週間目
騰落レシオは買われ過ぎの120を先週から上回ったままです。今後指数
中心にもう一段高あったとしてもそのあたりが当面の天井という警戒ゾーン
に入ったのかもしれません。

6月末のEU首脳会議では悲観的な見方が多かったことなど影響してNY
市場も先週は前半軟調な展開でしたが期待値が下がったところにスペイ
ンの銀行救済で大きな進展があり反動高に繋がりました。今週もまだその
余韻は続いているようです。しかし欧州の経済状況は悪化の一途ですから
アジアや米国でもその影響は今後一段と出てきています。日米ともこの水
準からどのくらい高値が期待できるのでしょうか。

実体経済の悪化に目をつぶり追加金融緩和期待だけで世界的な株高が
どこまで続くのか。どの時点で反転下落するのかそれは誰にも分かりませ
んが、少なくともここからある程度のポジション調整をして下落局面にも備
える必要はありそうです。何やら最近の上昇は3月中旬から下旬にかけて
の局面と似てきました。

当時はNY市場が堅調だったにもかかわらず東京市場は権利落ち前最終日
の255円高を天井にいち早く調整局面に転換しました。何故あの時から下げ
に転じてしまったのか未だに謎です。あの時には多くの市場関係者の見方
では4月中はアノマリーから考えても堅調に推移するだろうというものでした。
このところの先物主導の上昇に一抹の不安を感じています。それでも買う
なら短期勝負と割り切ることが必要です。

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