週明け13日の東京市場は一時400円を超える下げでした。終値は100円ちょっと戻しま
したが、ダウの上昇や円安(131円台)への反応は少なかったようです。決算発表も既
に9割が終わり10~12月期の内容がおおむね明らかになってきました。急激な円高への
揺り戻しがあったとはいえ市況の悪化や原材料高で予想外の大幅下方修正に追い込まれ
る企業が続出したので上値の重さは仕方のないことかもしれません。
1~3月期あるいは4~6月期にどこまで景況感が好転するかが注目されます。ゼロコロナ
解除後の中国景気に期待する流れも出ていますが、市場の期待通りの内容にならなけれ
ば一部の日本企業も厳しい状況が続きそうです。まずは1月の大きく落ち込んだ(3割減)
の中国での自動車販売が春節明けにどのくらい回復するか注目です。
自動車産業はすそ野の広い産業です。鉄鋼や化学それに非鉄などの需要にも重要なセク
ターです。中国では個人消費支出の3割を占めているとの見方もある自動車の販売動向は
注目です。1月の販売が振るわなかったのは例年よりも早い春節休暇や自動車に対する補
助金が昨年12月で打ち切られたことが影響しているようです。
株式市場に目を向けると例年のようにここから1か月間が最も需給面で厳しい時期でしょ
うか。セクター別では銀行や生損保それに信託銀行の売り越し基調はまだ続いています。
市場では金利の上昇で債券投資が見直され年金の運用面ではリスクの高い株式の比率を
下げる動きもあるようです。
企業業績が踊り場を迎え下落リスクが高まる局面でどこまでマネーが株式市場に止まるの
か。これまで以上に増配や自社株買いそれに効率経営を目指さなければ日本企業への投資
を繋ぎとめることは出来ません。
海外短期筋による先物売りの増加で下落が続いたり、今度は一気の買戻しで意外高になっ
たり本来の動きとは違う要素で市場が変動する流れにそろそろ終止符を打たなければなり
ません。
米国のCPI発表を控えた今日は米国株高から高く始まりそうですが、その後は様子見ムード
になりそうです。注目のCPIはここにきて中古車価格の上昇などもありこれまでの鈍化傾向
が一服するかもしれません。市場では金利上昇、株安が懸念されます。一方日本株にとって
は金利上昇で円安に振れることも考えられ、そうなると米株安でも一定程度は下落の緩和が
期待できるかもしれません。
いずれにしても2万8000円手前では上値が重く、2万7000割れも視野に入れて今後1ヶ月の相
場を考えるべきかもしれません。コロナ感染が落ち着きつつあるにも拘わらずリ・オープン
銘柄の不人気など東京市場のリード役が当面は見当たらないのが現状です。
したが、ダウの上昇や円安(131円台)への反応は少なかったようです。決算発表も既
に9割が終わり10~12月期の内容がおおむね明らかになってきました。急激な円高への
揺り戻しがあったとはいえ市況の悪化や原材料高で予想外の大幅下方修正に追い込まれ
る企業が続出したので上値の重さは仕方のないことかもしれません。
1~3月期あるいは4~6月期にどこまで景況感が好転するかが注目されます。ゼロコロナ
解除後の中国景気に期待する流れも出ていますが、市場の期待通りの内容にならなけれ
ば一部の日本企業も厳しい状況が続きそうです。まずは1月の大きく落ち込んだ(3割減)
の中国での自動車販売が春節明けにどのくらい回復するか注目です。
自動車産業はすそ野の広い産業です。鉄鋼や化学それに非鉄などの需要にも重要なセク
ターです。中国では個人消費支出の3割を占めているとの見方もある自動車の販売動向は
注目です。1月の販売が振るわなかったのは例年よりも早い春節休暇や自動車に対する補
助金が昨年12月で打ち切られたことが影響しているようです。
株式市場に目を向けると例年のようにここから1か月間が最も需給面で厳しい時期でしょ
うか。セクター別では銀行や生損保それに信託銀行の売り越し基調はまだ続いています。
市場では金利の上昇で債券投資が見直され年金の運用面ではリスクの高い株式の比率を
下げる動きもあるようです。
企業業績が踊り場を迎え下落リスクが高まる局面でどこまでマネーが株式市場に止まるの
か。これまで以上に増配や自社株買いそれに効率経営を目指さなければ日本企業への投資
を繋ぎとめることは出来ません。
海外短期筋による先物売りの増加で下落が続いたり、今度は一気の買戻しで意外高になっ
たり本来の動きとは違う要素で市場が変動する流れにそろそろ終止符を打たなければなり
ません。
米国のCPI発表を控えた今日は米国株高から高く始まりそうですが、その後は様子見ムード
になりそうです。注目のCPIはここにきて中古車価格の上昇などもありこれまでの鈍化傾向
が一服するかもしれません。市場では金利上昇、株安が懸念されます。一方日本株にとって
は金利上昇で円安に振れることも考えられ、そうなると米株安でも一定程度は下落の緩和が
期待できるかもしれません。
いずれにしても2万8000円手前では上値が重く、2万7000割れも視野に入れて今後1ヶ月の相
場を考えるべきかもしれません。コロナ感染が落ち着きつつあるにも拘わらずリ・オープン
銘柄の不人気など東京市場のリード役が当面は見当たらないのが現状です。