kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

歓迎?中国景気回復

2023-02-21 05:39:21 | 日記
米国市場が祝日のため休場になっていることもあり今日の東京市場も方向感のない動き
でしょうか。20日の市場は寄り付き100円程度下落しましたが、どの後は下げ幅を縮め
先週末の終値を境に揉み合う展開でした。日経平均は1月下旬から2万7500円前後で揉み
あっています。既に1カ月程度その水準で小動きで推移しています。

揉みあい相場もいずれ上か下に放れそうです。それがいつになるのか、どんなキッカケ
が引き金になるのか、分かりませんが投資家は今から頭の体操をしておくべきです。まだ
米国の雇用統計など経済指標に堅調なものが多く景気失速の兆候は見られません。もっと
もある市場関係者の解説によると金利引き上げが直ぐに景気後退に陥る訳ではなくタイム
ラグがある。

過去のケースを参考にするとその時期は年末から年明けとの見方です。勿論早まることも
あるでしょう。FRBが3月に利上げを開始してその後前例のない0.75%の大幅利上げを4回
連続で行いました。その後12月は0.5%そして今年に入って0.25%と減速しています。経済
の底堅さや尚もCPIが高い水準であることから3月と5月に利上げが続くという見方が有力に
なってきました。

最近では急激な利上げにも拘らず米国経済が堅調なことからソフトランディングではなく
景気後退が避けられるゼロランディング説も出てきました。しかし利上げから景気後退に
陥るまでのタイムラグがあるということを考えるとまだ決めつけるのは早いのかもしれま
せん。

株式市場は年明け1月にはハイテクが反発しましたが、2月は再びバリュー株に向かってい
ます。米国市場でもGAFAMでもPERが低く収益の落ち込みが軽微なアップルは年初から
堅調ですが、大幅減益のアマゾンやグーグルの戻りは鈍いままです。大手テック銘柄でも
アップルが抜きんでているのは日本のバリュー株物色と同じ流れなのでしょうか。

ゼロコロナを止めた中国は今後景気回復が期待されます。もっとも中国景気の回復は原油
や鉄鉱石、石炭の消費増に繋がり価格上昇が心配されます。状況によってはエネルギー高
などから米国のCPIの低下が鈍化して利上げ停止が先送りになるケースもあるでしょう。
中国の景気の動向が米国の金融政策にも影響するということを考えておくべきです。
コメント
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