kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

遅れてきた本命セクター

2024-07-12 06:12:55 | 日記
今週は4万1000円固めの展開との予想もありました。先週一気に3月高値を更新したことで一定の
達成感が出ることも予想されました。ETFの分配金の確保のためまとまった売りが予想され需給面
の悪化も懸念されました。

しかし蓋を開けたらどうでしょう。4万1000円は通過点になりました。金融や機械などバリュー株
に比べて出遅れ気味だった半導体銘柄の上昇が今週は一段と鮮明になったことが背景にあるようで
す。SQ前の11日には4万2224円まで駆け上がりました。指数に連動性の高い半導体セクターの上昇
が背景にあったようです。

半導体セクターは米国株に連動するケースがほとんどでしたが6月まではエヌディディア株の上昇が
援軍にはなりませんでした。7月相場入りとともに流れも変わってきたようです。今週は上値の重か
った東京エレクトロンが揉み合いを抜け出したことで役者が揃ったようです。今回は半導体分野の
後工程に脚光が当たり後工程に強い銘柄が特に動きが良いようです。

レーザーテックが手掛けるのは前工程であることや不正会計の疑いがあると明らかにした米空売り
ファンドを巡る動きが響いているのでしょうか。先ごろCFOが辞任したことも噂の信憑性が高まっ
たとの見方も出ているようです。同社だけが蚊帳の外です。疑惑が晴れるか、あるいはそんな事実
あったのかハッキリするまで同銘柄の低迷は続くのでしょうか。

11日の海外市場はCPIの低下を受け為替市場で急激に円高が進みました。161円から157円台ま急激
に円高が進む場面も見られました。市場では日銀介入も噂されましたが、投機筋の円売りが膨らん
でいたことでCPIの発表がキッカケになり大きなポジション調整が発生したというのが真相かもしれ
ません。

今日の株式市場は急激な円高、ナスダック指数安、SQ通過でオプションに絡む思惑後退、このとこ
ろの急激な株価上昇で短期的な過熱感の高まりもあり比較的大きな下げも予想されます。スピード調
整で終わるのか、やはり海外投資家がどこまで本気で日本株を買ってくるのかがポイントです。

7月第1週の海外投資家は1836億円の買い越しでした。逆張り志向の個人投資家は現物5110億円の売り
越し信用では143億円の買い越しでした。現物と信用取引合計で5000億円程度の大幅売り越しでした。
投信が1032億円の買い越し、事業法人が1268億円の買い越しとなり個人投資家の売り越しの8割を海外
投資家と投信、事業法人の買い越しで賄いまいした。

おそらく足の速い海外投資家の先物買いも先週から今週にかけてかなり買い越したのではないでしょう
か。短期筋の先物の買いが続くのかも焦点でしょうか。個別セクターでは半導体銘柄の上値がどこまで
あるのかも日経指数の先行きを占いそうです。

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