いにしえ街道を艶やかに“花嫁行列”．．．

　ゴールデンウイーク後半戦．．．。相変わらずパッとした天気にならず、モヤモヤした気分を晴らそうと天候は期待せずに江差町でのイベント「江差いにしえ夢街道」へ出掛けることにした。江差の５月は江戸にもない．．．、といわれたニシン漁全盛時代の古い家並みを再現した「いにしえ街道」で行う“花嫁行列”がお目当て．．．。

　　　　
　函館から向かう途中、中山峠は小雨が降り続き、ちょっとして中止になったりして．．．、と一時心配したが、江差の町にはいると雨も上がり、いにしえ街道は大勢の町民・観光客で盛り上がっている。“花嫁行列”はいにしえ街道外れの「髪結いや」から花嫁の嫁ぎ先に見立てた「旧中村家住宅」へ向かう．．．。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　祝い歌の長持唄に先導され、人力車に乗った花嫁に続き重箱や長持ちを持った40人ほどの艶やかな行列がしずしずと街道を進む．．．。沿道の大勢の見物客からの「きれいだね!!．．．おめでとう!!．．．。」の声に花嫁は笑顔で応えている．．．。

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　「旧中村家」の前で花婿に迎えられ、お二人揃ったところで民謡歌手の木村香澄さんは江差追分を、また、地域の若者達は祭りの祝い歌の「切り声」を披露し祝福する．．．。

　
　この後、結婚式を執り行うため、羽織はかま姿の花婿が人力車に乗る花嫁を先導し、再びいにしえ街道を戻り姥神神社に向かう．．．。花嫁は、花婿がそばにいることもあっか出発時の緊張した面持ちから開放され、見物客に笑顔を振りまく余裕も．．．。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　姥神神社では宮司さんの前で、三々九度の杯を交わし、指輪の交換を行ったあと、皆さんへの感謝とお礼にと神殿から祝いの餅まきが行われ“花嫁行列”は終わる．．．。

　江差が華やかな時代の“花嫁行列”．．．。情緒溢れる雰囲気にその時代に入り込んだ気分にさせてもらった。厚沢部町にお住まいの花嫁、花婿のお二人は大勢の方に祝福され良い想い出になったことと思う。何時までもお幸せに．．．。

いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。

にほんブログ村