“全室スイートルーム”の豪華客船、函館港に寄港．．．

　今朝、函館港に豪華客船「シルバー・シャドー」が入港した。「シルバー・シャドー」はバハマ船籍で、総トン数 28,258㌧、全長182m、乗客定員 400人と客船の中でも際立って大きいというものではないが、200室ほどある客室が全室海に面したスイート仕様で質の高いサービスが売りの豪華客船．．．。

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　今回は、東京から釧路を経由して米国アラスカ州のアンカレッジに向かう「東京・アラスカクルーズ」の途中乗客340人を乗せての寄港．．．。午前７時過ぎ真っ白な船体を朝日に輝かせ、函館市や函館海上保安部港務艇によるカラー放水の歓迎を受けながら港町ふ頭に接岸、接岸後は乗客は遺愛高校の生徒や観光ボランティアの案内で市内観光を楽しむ．．．。

　　　　　　　
　午後６時の出港時に函館名物「いか踊り」で見送る．．．、との話を聞き、今回も時間にあわせて港町ふ頭に車を走らせる．．．。「いか踊り」の音楽が鳴り響くと、この音のつられてか乗客の皆さんが、マンションのような船体のベランダに顔を見せ始めている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　平日とあってイカ踊りを踊る「クルーズ船見送り隊」の皆さんはちょっと少ないが、通訳のボランティアに参加した遺愛高校の生徒も応援に駆けつけ、総勢100名ほどが踊りを始める．．．。
　
　司会の方が踊りを解説しながら「一緒にイカダンスをどうぞ．．．。」と誘うと、見物していた乗客の皆さんは手拍子で応援、さらにはデッキやベランダで笑顔を見せながら一緒に踊り出す．．．。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　
　午後６時、大きな汽笛とともに。「シルバー・シャドー」は岸壁を離れていく．．．。乗客の皆さんを笑顔にさせたこの「いか踊り」は、きっと函館を思い出させる土産になったことと思う。「シルバー・シャドー」は、次の寄港地釧路港に向けて舵を切る．．．。



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