JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

江差の歴史を物語る“桐の花”...

2011-06-17 23:14:00 | 江差町・上ノ国町
 函館の今朝の空は、昨日に引き続く晴れわたった青空...。先日農家の方の話で「少し天気が続いてくれれば...。」と話していたことを思い浮かべ、お日様が叶えてくれたのかな...、と勝手に思いこんでいる。

 
 所用で江差町へ向かう車のラジオから「江差町・町民の森の桐の花が見ごろを迎えている...。」と流れ、所用を終えた後、町民の森の桐の花が放送されていることを話すと「町民の森はそんなに遠くないので、見ていったら...。」と地図で場所を教えてくれ、早速、地図を頼りに町民の森へ...。

                     
 町民の森は、市街地からそれほど遠くない小高な丘にあり、途中、キツネの親子に迎えられる。ところが、町民の森に行けば“桐の花”が咲いているのかと思っていたが、面積が約16haの広さで、いくつかのゾーンに別れておりなかなか見つけらなかない。諦めかけたところで、森の外れに桐の並木が...。

 

                     
 桐の木は100本ほど植えられており、半分ほどだろうか紫色のかれんな花が咲いている...。実のところ、桐の花をこんな間近で見たことがないような気がする。綺麗だ...。筒型5弁の花と大きな葉...、そうか、紋章としてもおなじみだ...。
 
 江差と桐...。ラジオの放送では、桐は国内でとれる木材としては最も軽く、また、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴から高級木材として重宝され、家具、特に箪笥の材料として知られている。江差では、ニシン漁の盛んな頃、ニシン網の浮きや桐下駄の材料として使われ、桐の苗木の植栽が盛んに行われていた。

 ニシン漁の衰退とともに植栽は減ったが、檜山地方が北限とされている桐を見なおし、江差の歴史を物語る桐文化を何時までも守っていこうと、町民で桐の復興を目指す活動が続いており、江差町には桐林が出来つつあるそうだ...。


 いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする