♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■悪に報いる神 / 羽鳥頼和

2013年07月27日 | Weblog
2013/7/27放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。

 今日は旧約聖書士師記に出て来るアビメレクという人のことをお話ししたいと思います。

 アビメレクの父親はギデオンと言いました。ギデオンはイスラエルの民を外国人から救い出した英雄でした。ギデオンは大勢の妻を娶りました。それで彼には70人の息子がいました。その一人がアビメレクでした。父ギデオンが死ぬとアビメレクは自分が父親の後を継いで王になろうとしました。そしてとんでもないことしたのです。アビメレクは故郷(ふるさと)の人々からお金を貰い、それでならず者たちを雇って自分の兄弟たちを皆殺しにしてしまったのです。こうしてアビメレクは自分の思い通りに王となりました。

 ところが味方であった故郷の人々がこんなアビメレクに不信感を持つようになり、彼を殺す計画を立てました。その計画を知ったアビメレクは逆に故郷の町を襲って人々を殺してしまいました。生き残った人々は櫓に立てこもりました。アビメレクはその人々も焼き殺そうとして櫓に火をつけようとしました。アビメレクが火をつけようと櫓に近づいたその時、ひとりの女の人がアビメレクめがけて挽き臼を投げつけました。挽き臼はアビメレクの頭に当たり、彼は重傷を負います。瀕死の重傷を負ったアビメレクは若い家来に、「お前が剣で私を殺してくれ。私が女に殺されたと誰にも言うな。」と言ったので若者は剣でアビメレクを殺しました。

 聖書はこの出来事の最後に、「こうして神はアビメレクが彼の兄弟70人を殺した悪を彼に報いられた。」と教えています。悪に満ちているこの世を神様はちゃんと見ておられ、悪を必ずさばいてくださいます。

 でももし私たちが悪者だったらこのことは恐ろしい事です。私たちは大丈夫でしょうか。聖書は大丈夫ではないと教えています。すべての人は罪を犯しているので、このままでは死ななければならないのです。

 しかし聖書が教えていることはそれだけではありません。聖書は神様がそんな私たちに救いを与えてくださることを教えています。神の救いによって罪が赦され神の恵みに生きる者とされるのです。神様は旧約聖書イザヤ書でこう言っておられます。 「地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。わたしが神である。ほかにはいない。」(イザヤ書 45章22節)と。

 あなたに救いを与えてくださる神様を知るためにお近くのキリスト教会にぜひいらしてください。

(PBA制作「世の光」2013.7.27放送でのお話より )
 
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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 明日は日曜日です。ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。
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