♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神が愛してくださった

2010年07月22日 | Weblog
2010/7/22放送

 世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。 今日のバイブルメッセージは「神が愛してくださった」です。 それでは第一ヨハネの手紙4章11節から読んでみましょう。

 「愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。

 皆さんは自分の身近な人に、こんなところがあるのか、と気づかされたり発見したりということはありませんか? こんな優しいところがあるんだなあとか、一緒にいると見えてくる所があるものですよねえ。

 神様も架空の存在ではありませんから、実は一緒にいると、それ以上に味わい深いところが出てきます。 聖書の中に「主のすばらしさを味わい、これを見つめよ。」(詩篇 34篇8節)と言われているように、神様というのは一緒にいることでますますそのすばらしさを知る、発見することができる、奥の深いお方なのです。

 そこで先週は、神は真実である、偽ることがない、ということをお話ししましたが、今週は、神は愛であることを教えられたいと思います。 日本語では愛という一文字。 しかしその意味合いは使う人々によって様々ですねえ。 ギリシャ語では愛ということばは三つのことばに区別されています。

 一つはエロスの愛。  有島武郎(ありしま・たけお)という作家が、それは奪い取る愛であると、うまく訳しました。 なるほど、何でもかんでも自分のものにしてしまう愛、こういう愛し方は私たちの日常生活の中には良く見られるものかもしれませんねえ。 

 そして二つめにフィレオという愛。 相互通行の愛だとか、見返りを期待する愛だとか、言われます。 あなたの愛が続く限り私も愛する、というものです。 こういう愛でくっつきあった関係は長続きしないことでしょう。 

 そして最後に、アガペーという愛。 これは一方通行の愛、無条件の愛、与え尽くす愛、と言われるものです。 ヨハネが「神がこれほどまでに私たちを愛してくださった」ということばで使っているのはアガペーです。 真実な神様、ことばに偽りのない神様は、与え尽くす愛で愛してくださった、というのですね。 実際それは私たちの罪の赦しのためにイエスを犠牲にされたイエスの十字架の死によく表されている通りだというのです。 あなたに対しても心を配り、与え尽くす愛を注いでおられる神様がおられます。 あなたもその神様を信じて神の愛に守られた人生を歩んでみませんか? 

  ( PBA制作「世の光」2010.7.22放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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