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ありがとう応援旗

2010-12-04 11:39:37 | シホのホ(雑記帳)
この旗(写真)の原型は昨年の夏頃だったろうか?
初めて息子ワタルの野球部の同学年の親で一度飲みましょう!ということになり、知り合いの店だから好きにできるという図々しさで、壁にポスター印刷でたしか「第一回飲み会」とか書いて、こうなったらと「坊主頭の青春」だとか「連れていけ甲子園」だとか好き勝手な文句を並べて、真ん中に野球のボールのスキャメラ作品(byニューリー)を大きくプリントした。それがことのほか受けた。そのあとのカラオケまで持っていき、誰かが欲しいと言って持って帰ってくれた。もともとこういう演出が好きなこともあるけれど、野球のボールがとてもリアルなのがみんなの興奮を誘った。こんな応援旗あったらなあ・・・。

そのころ電話で頻繁に連絡をとっていたこともあって、野球ボールデータの主・ニューリーの石川さんに「応援旗作ったらすっごく受けたから、本当の応援旗が欲しい!」と話した。石川さんは「よっしゃー」と引き受けてくれて、あんな風にこんな風にと注文を付けたら、その通りに作って送ってくださった。お礼の電話をしたとき、「会社の人も自分とこの子どもにこういうの作ってやったら喜ぶだろうっていっとたわ。良いアイデアや!」そうやっていつも無理難題を押し付ける私を責めることなく、この自由な発想良いわあと笑ってくださった。
息子のチームのお母さんの中には器用な人がいて、いただいた旗の周りをきちんと縫って整え、柵に縛り付けるためのリングもつけてくれた。そして今はいつでも練習中に見えるところに貼っている。「連れていけ甲子園」はできてみるとちょっと気恥ずかしい文句だったけれど、本気の子どもたちへの親からのメッセージとしてはどこの学校も同じような気持ちだろう。

先日、21世紀枠の愛知県推薦校となり、遥か遠くの夢を子どもたちが引き寄せた気がした。直後にニューリーが本年度お願いした絵図のスキャメラ作品を納品にいらしたので、「あの時いただいた旗、こんなふうにグランドに貼ってるんですよ。おかげで・・・。社長にもよろしくお伝えください」と先日の新聞記事と一緒にこの写真をお見せした。石川さんが亡くなって新たに担当になった石田さんがひどく驚いて、すごいすごいと言った後、「これ実は石川がこっそりやってたんです」と告白した。石川さんは私の無理なお願いにこっそり応えてくれていたのだとこの日初めて知った。

「だからかあ、なんか守られてる感じするのよねー」と私は言った。本当にそうなのだ。もう1つ守ってくれてると思うものがあって、それはここでは明かさないけれど、たくさんのあたたかい応援が私を支え、子どもたちを支えている。
このところ子どもネタが過ぎますが、久々に亡くなった石川さんのことを思い出したので。

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