ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

8月15日を前に

2006-08-13 22:43:39 | シホのホ(雑記帳)
毎年この時期はそうですが、今年も戦争に関する様々な番組があります。
今夜はNHKスペシャル「日中戦争‐なぜ戦争は拡大したのか‐」を見ました。
明日は同じくNHKスペシャル「日中は歴史にどう向き合えばいいのか」があります。
日本では過去のこと過去のことと追いやられそうな話ですが、6月、中国で一つ年下のXさんと話をしているとき、戦争の話になったとき、「祖父は漁民で、日本軍の荷物を運んでいて、失敗があってその場で殺されました」と話してくれました。
どこが過去の話なんだ!とそんな時いつも思います。
私の祖父は近衛兵だったためにそうしたリアルな戦争話を聞くことなく、私は育ってしまいました。逆にいうと、祖父がテレビで天皇が映ると姿勢を正して敬礼し、涙する姿にひどく違和感を覚えていました。

テレビを見ながら、その語り部が90代だったりするのを見ながら、今聞けるときに聞いておかなくてはという思いを強くしました。
徐福仲間、大先輩のMさんはもう80代ですが、満州での憲兵時代を経て、戦後、徐福伝説と出会い、この伝説を知っていれば、日本は中国を攻めなかったとそれから懸命に徐福顕彰に尽力してきた方です。早いうちにお会いし、こうした方たちの思いを刻んでおきたいと思います。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 実家に行ってきました | トップ | 元気です! »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
戦争 (satoshi-k)
2006-08-13 23:31:20
今、昔世界が犯した愚挙がまた世界中のあちこちでおきています。イランや北朝鮮を見ていると、日本が太平洋戦争に追い込まれていったシーンと全くよく似ていると思いませんか?追い込んで追い込んで・・結果何が起きるか・・怖いですね。

特にイスラムの世界では、基本的に考え方が違うのですから、欧米の自由主義がそのまま通用するわけも無いのに・・それぞれの国で、それぞれの生き方があるのに、戦闘機や戦車で脅しながら押し付けようとする自由ってなんなのでしょうね。

靖国の問題がまた大きくクローズアップされようとしていますが、これもなんか人を敬うというところからかけ離れて、政治の道具に使われているし・・お互いの国民を離反させることに何か意味があるのでしょうか・・?私にはよくわかりません。
返信する
政治の道具 (シホ)
2006-08-14 00:18:07
北朝鮮の拉致問題についても、本当に気の毒なことだったという個人への思いはあるのですが、経済制裁を!になっていく様子がたまらなくなります。

その前に、日本はどれほど過去に拉致してきたことでしょう。その事実を踏まえる想像力を持たずにはいられないのです。
返信する
語り部 (nick)
2006-08-17 04:24:47
当地のケーブルテレビ発足当時

お願いを幾つかしました。

「語り部」もその一つ。

今月は、鹿児島神宮の宮司さんです。

また、「伝統芸能等の継承者」もお願いして

いましたが、こちらは一段落して。。

地域に密着したケーブルテレビ、今後に期待したいところです。



父は中国の最前線から、次母は満州から。

それぞれ辛苦を舐めての引き上げです。

母と姉は鹿児島の空襲で。



「戦争」は何も残らない。
返信する
声に文字に (シホ)
2006-08-17 12:44:28
nickさん、こうしてこのコメント欄にご両親のことを文字にしてくださるだけで、私たちには想像することができます。その想像力を私たちは失ってはいけないと思います。ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿

シホのホ(雑記帳)」カテゴリの最新記事