ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

サホ、成人式…まさかの続きがあったのだ

2016-01-11 21:59:46 | シホのホ(雑記帳)
昨夜書いたブログでサホの成人式の話は終わりだったはずなのですが、
まさかの続きがあったのです。

同居していないサホが帰ってくると、とにかくつれあいが「夜道は危険だ」と言って
日頃できない心配を喜んでいるかのように、うるさくて仕方ありません。
一人暮らししてるんだから、なんとかする力は身につけてるんじゃない?と冷たい私。
結局サホはカラオケでオール、始発で帰ってきました。
まんぞくーという顔と、さすがにクタクタな顔で。

サホは「朝のうちに帰らないと、今日は予定が入っている」と言い、でもちょっとだけと仮眠。
言われた時間に起こそうとすると、返事をしつつも階段を降りてきません。
ああそうでした、サホは全く起きない子なのでした。
さすがに時間ないよと部屋まで行くと、「起きてる。来んといて(来ないで)」という。
何だその言い方はと思いながら、昨夜つくったおかずあれこれを荷詰めしました。

その後のサホは久々に高校時代を思わせるドタドタバタバタ汗汗の出発。
名古屋駅まで車で20分ほどなので送ってやることにしました。
しかし出発がさすがに遅すぎたようで、名古屋駅には列車出発後に到着しました。
いつでも自分のいいように解釈する、私と同じ性格のサホは
「これでゆっくり学割で切符が買える」とみどりの窓口に向かい、戻ってくると、
「もう一度帰ってくれるー?お昼食べさせてー!」と甘えてきます。アッシーの母悲し。

ブーブーいいながら来た道を帰ります。
なにか冷蔵庫にあるかな?と思いながら…そうでした、年末に鰻の白焼きを買っておいたのでした。
大学生が食べられない美味しい鰻丼を食べさせてやることにしました。

ご飯を炊いてあれこれ添えるものをつくって、そのうちにご飯が炊けたので
サホは一気に鰻丼を食べます。

「ねえねえ、お母さん、気づかない?」と促され、テーブルを見ると
そこにはつれあいとわたしあてにそれぞれに手紙とプレゼントが置いてありました。
「さっき出発するとき、手紙書いてて遅れたんよ。」
そうか、生意気に部屋に入ってくるなといったのではなくて、コソコソ準備していたのでした。
「戻ってきたらすぐに気づいて感激するかと思ったら、お母さん全然気づかないから」
それには訳があります。
サホが帰ってくると、あちこち色んな物が山程置かれて、テーブルの上は最近はいつもすっきりしているのに、
ごちゃごちゃ置かれているままだと思っていたのでした。

私には素敵なピアスが、つれあいには欲しがっていた持ち歩く小さなバックが用意されていました。


20歳ということで本当は自分の誕生日に20年のお礼としてプレゼントしたかったのだけれど、
間に合わなかったとのこと(←サホらしい)
思っても見なかったプレゼントにさすがに涙がこぼれました。

今度は電車で名古屋駅まで行きなさいと言っていた私はすっかり気を良くして
「名古屋駅まで送ってあげましょう」と本日2度目の名古屋駅を目指すのでした。

まっ、そこからがやっぱりサホで、やばい間に合わないかもといいながら車を飛び出し、
それでも脚力顕在、無事に特急に乗り、4時間をかけて帰って行きました。

帰宅して読んでいなかった手紙を読んで再び感涙。
そこにはもう一通、昨日の成人式で中学校のタイムカプセルに入れていたというわたし宛の手紙もありました。
5年前の15歳と20歳で大きく変わったことも改めて感じました。
それから少し経って部活から帰ってきたつれあい。やっぱり泣いていました。

2年前、息子ワタルはアジア放浪中。それでも20歳になってどこかの国からありがとうと手紙が送られてきたことがありました。
(ただいま世界一周中。是非ブログ見てやってください。http://watarusekai.blog.fc2.com
これはきっと一緒に暮らしていないから、それなりに苦労などもあって、
そういう気持ちが生まれてきたのだろうなあと思います。
「かわいい子には旅をさせよ」
我が家は子どもたちは18歳でどちらも出て行ったわけですが、いい旅がそれぞれにできているのだなあと思いました。
子どもたち(いやもう子どもたちはおかしいのか?)を取り囲む、さまざまな人々に感謝です。
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サホ、成人式

2016-01-11 03:11:51 | シホのホ(雑記帳)
1月10日はサホの中学校区の成人式でした。
というわけで、サホは初めて大学のある上越で年越しをして、
1月8日に夏の我が家の引っ越しお助け以来の帰省をしました。

上越は新幹線が通ったおかげで、だいぶ名古屋への帰省が楽になったようです。
とはいうものの、ここがサホ。
8日朝、サホの電話。「新幹線乗り遅れた」
なんでも祖父母へのお土産を買おうと売店に入ったら、自分の朝食も買おうと思って、
そこからどれにしようかなあと悩みだし、そのうちに予定の新幹線は行ってしまったのだそうです。

万事がこんな調子なので、乗れなかったと言われても、ああそうというくらいなのですが、
今回は成人式にあたり、秋の学祭で金髪にしたまま(サホの大学の伝統?)の髪をなんとかしたいということがあり、
行きつけの美容院CLAP HAIRの予約を入れていました。
以前なら、残念でしたというところですが、そこが新幹線(長野までですが)。
1時間遅れで出発し、無事に昼には名古屋駅に到着しました。
金髪ビリギャルが帰ってきました。

成人式はお金がかかる、というわけでいつもなら何処かでランチを食べて帰ろうというところですが
速攻で帰宅。一昨日に多めにつくってたコロッケを揚げて、サホの好きなコロッケのことこと煮も、
それはもう貧乏学生らしく気持ちいいほどたっぷり食べて、CLAPHAIRへ。
成人式に合わせ、前日からCLAPHAIRには着物を預けていたので、
着物に合う髪色を考えてくれました。←ここ大切!
信頼できる美容師さんがいるということは本当に頼りになります。
ちなみにわたしは常に「マイナス5歳」というテーマでやってもらっています。
有名人になったら、専属スタイリストになって貰う予定です。←なにそれ!
サホはビリギャルからなかなかの変化を遂げました。

そして9日早朝、この日はつれあいの実家とわたしの実家を成人の挨拶ということでサホとわたしとで強行訪問。
サホは本当に帰省しない(兄ワタルも同じ)人なので、本当に久しぶりのことで、
どちらの家も首を長くして待っていてくれました。

つれあいの実家では孫初の成人の挨拶ということで、
ホールケーキに「成人式おめでとう」とプレートを付けてもらってものや、
赤飯を用意してもらっていまいsた。
そう、ワタルの成人式のときは、アジア放浪の旅の最中でした。

そしてわたしの実家に移動。
昔はかなりの時間がかかりましたが、高速がどんどんできて、
車で2時間余りで移動ができるようになりました。
こちらもケーキを用意してくれていて、高カロリーな日となりました。
でも祝いの席っていいですね。別腹のような気がします。そんなわけないけれど。

そして帰宅…したのは私だけ。サホは晩から名古屋で高校時代の集まりがあると、
おしゃれな格好にでかけて最寄り駅から電車に乗って行きました。
若いねえ。ヘトヘトだよねえと思うけれど、夜中に帰ってきて僅かな睡眠。

今日、4:30に美容院CLAPHAIRへ。
髪飾りは昨晩店長が夜なべしてつくってくれたとのこと。本当に素敵なセットをしてもらい、
つづいて着付けも手際よく、素敵に仕上げてもらいました。
何度もあることではありませんが、またここでお願いしようと思えるスタッフの方たちの仕事ぶりに、
感激の朝でした。
店長は見送った扉のところで自然光で見える部分か気になったようで、
玄関でまた最終チェックです。本当に有難う!


そこから式典に送り、私はホッと一息。
でも前撮りするときもなかったし、またもう一度同じ格好しなくちゃいけないんだなと思っていたところで、
結構早い時間に終わったという連絡があった。
つれあいが「今日撮影出来たら良いのにね」とふと思いついて知り合いの写真館に電話すると
実にタイミング良く、いまからならできるとのこと。予約の合間があったらしい(本当は休憩時間にしていたのでは?)。
急いで写真館に駆けつけた。
サホは私と同じで、いつも歯が出ている笑顔顔(そんな言い方あるのかな?)
モデルにしたいくらいだ、こちらから撮影料を出したいくらいだと褒められて、
(こういうのをリップサービスというのだろうけれど、わたしはモデル母になった気分になる)
あっという間に撮影完了。

帰宅してサホはやっと振り袖を脱ぎ捨てて、僅かな昼寝をして、また名古屋に出かけていった。
なんてタフなんだ。20歳ってこうだったっけ?

そして私たち夫婦は、サホが明日の朝持って帰るであろう惣菜を夜中ゴソゴソとつくるのでした。
サトルはサホのリクエストに気を良くして、なんかちょっといつもよりかなり凝ったビーフシチューを。
私はまえに持たせたキンピラゴボウがヒットだったらしく、アンコールに答えて。
対抗してサトルはれんこんのキンピラもつくっていました。
こうなったら素材勝負だ!って張りあう必要はないけれど、
帰ってきて食べさせたすき焼きの良い肉(我が家のものさし)の残りがあったので
牛肉の時雨煮も一緒に。美味しいお肉だと本当に美味しい。味見を何度もしながら。

明朝、サホは帰っていきます。
僅かな時間だというのに、一緒にいるとすぐ文句言いあってしまう母娘ですが
やっぱり娘が帰ってくるのは嬉しいものです。
今回は、私が28年前に着た振り袖を素敵に着こなしたサホを見て、
本当に大きくなったなあと嬉しくなりました。
そして、大いに元気をもらいました。

これまでサホをかわいがってくださったみなさんに感謝感謝です。
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