ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
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逵(つじ)志保のページです

「厨房男子」が面白い

2016-01-05 01:31:33 | シホのホ(雑記帳)
今年の正月休みは短かったですね。4日から大学講義が再開しました。

今年の正月、元旦に夫の実家に、2日にはわたしの実家に年始の挨拶にいき、
3日の最後の休みをどこかに出かけようかとつれあいと話していたら、
私が行くといっていた映画「厨房男子」(名古屋・名演小劇場)につきあおうかなといって、
自称厨房男子が「厨房男子」を見に行くことになりました。

この映画、ごはんをつくる男たちのドキュメンタリー、
それでもわたしの周りはつれあいはもちろんのこと、
師匠との話の半分くらいは料理の話のような気がするくらい、料理大好き男性が本当に多くって、
実際、つれあいも自分が見る意味あるかな?くらいの気持ちで席についたような気がします。

ところがこれが面白かった。
終わって「これもしかしたら、厨房男子がもっと料理を極めたくなる映画かも」といって、
つれあいは「パンつくりたくなってきた」と言い出しました。
以前は学生からのバレンタイン(いまは友チョコだけれど、昔はよくもらったのです)の
お返しにケーキ焼いたりしていましたから、本当に始まるかもしれません。大歓迎です。

つれあいがやる気になって、そのまま家に帰ってなにかつくりだすのではないかと心配しましたが
そこは冷静で、映画の後は大須に出て、美味しいピザのあるチェザリというお店でランチをしました。
大須はものすごい人で、団子や唐揚げに長蛇の列だったので、ピザは無理かなと半分諦めながらお店に向かいましたが
いつもくらいの混み具合で入ることができました。
そして再び映画のことで盛りあがりました。

「食べるってことはとっても楽しいことで、それをつくることは楽しいに決まっているよねって話だね。
だってこの映画の中の人、みんな幸せな顔してた。新年にふさわしい、元気になれる映画だったね。」
付き合いできたはずのつれあいがすっかりはまっていました。

さてこの映画の高野史枝監督は、昨年の7月に私が東海ラジオ「チャイナ・なう」で徐福の話をする機会をくださったかたで、
インタビュアーとして当日も高野さんがうまく流れをつくってくださいました。
それ以前に私の講演を聞いてくださったり、大人数での集まりでご一緒したことがあったので
ラジオ収録が終わったら2人で飲みましょうということになっていました。
2人で飲むと、面白いと感じるところがぴったりあって、
それはベースに中国大好き!があることも影響していると思うんですが
はなしていると、なんで今まで出会っていなかったのかしらというくらいに
共通の知り合いがいたり、とにかく素敵な出会いができたのでした。
その晩この映画の話をいろいろとお聞きして、是非拝見したいと思っていたのです。

ドキュメンタリーというと、重いテーマであることがほとんどですが
実際「厨房男子」もこの映画の背景にあるものを考えると決して軽いものではありませんが、
北風と太陽のように、ほら料理ってこんなに楽しいんだよと台所に自然と向かわせてくれる
そんな軽快さがありました。

名古屋近郊のかた、是非ご覧ください。