ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

旧姓でパスポート申請

2007-05-30 00:16:17 | シホのホ(雑記帳)
7月でパスポートが切れます。この10年、家族旅行よりも遥かに多く、徐福研究に関わる訪中、訪韓を経験することができました。そしてその度に不便を感じることがありました。
それは私の戸籍名は別にあって、当然パスポートは戸籍名です。ホテルに訪ねてきてくださった方が宿泊者の中に私がいないことになって慌てたり、空港で待っていてくださる方が搭乗者に私を見つけることができなくて戸惑ったり。

数年前、同じように不便を感じていた研究者が道を作ってくださったようで、本名と戸籍名の両方の入ったパスポートの入手についてというページを見つけました。そうか、併記という形ではあっても旧姓でパスポートが取れるようになったんだ。
作り直そうと思いながら、いつかいつかが今になり、パスポートが切れるのに合わせて申請してみることにしました。

窓口に事前に訪ねると、一般に出す書類に加えて1つは「非ヘボン式ローマ字氏名表記等申出書」という書類に旧姓使用をするということを書くこと。もう1つは実際に海外で旧姓が使われていることを示す書類のコピーを用意すること。そうすれば受理されるとのことでした。
私は
1、昨秋の済州島で開かれた徐福の会議の論集から、自身の発表論文の名前のところと日程表の座長名に私の名前が書かれているもの。
2、先週の龍口市での徐福イベントの参加名簿と式次第(名前が入っているため)。
3、『徐福志』の発行を記したページに編集委員として名前を連ねているもの。
4、9月に蘇州市徐福研究会から招聘されているその招請状。
という過去・現在・未来に渡る旧姓使用の事実を持って行きました。

手続きはスムーズに行くかな?と心配しましたが、窓口の方が県に問い合わせてくださると、たまたまでしょうが電話口に出た方が愛知県立大学の事務でお世話になった方だったそうで、「あら、逵さんなら知ってるわ」ということになり、たしかその方は私が大学で博士号をもらうときに旧姓でもらいたいということを相談した方で、そんな話に弾んでいると、窓口のもう一人の方が「私も教務課にいたんですよ」ということになって、ちょっとした再会となりました。
人の出会いとは本当に不思議なものです。ここ(地元の県民生活プラザ!)にもこんな風に支えてくださる方がありました。

というわけで、来週には旧姓併記のパスポートが入手できることになりました。
併記といっても、「戸籍名(TSUJI)SHIHO」という形ではありますが、サインは「逵 志保」という自著に変わります。
初めて旧姓の身分証明が出来ることになりました。

こうしてスムーズに申請できるように頑張ってくださったこれまでの方々に感謝です!
コメント (6)
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