新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

なーんだ、蛇苺か

2020年05月22日 10時13分06秒 | 写真と俳句

   時折りは誰彼覗く蛇苺     ひよどり 一平

  (ときおりはだれかれのぞくへびいちご)

   ・・・・・・・

 この頃は横着になって、三脚を使わない。あの重さに耐えられないからだ。

 だが、蛇苺のような被写体の場合は、脚や腰が痛くなり、果ては腹ばいになって撮ることもしばしば。

 大仰な様子なので、傍目には、よほど珍重な被写体と映るらしい。

 それが蛇苺だと知り、大方の人は、「なーんだ」と言わんばかりの顔。

   ・・・・・・・

 身体が鈍ってしまった。同時に、意欲も鈍った。

「どうでもいいや」と思うことが多くなった。

 新型コロナウイルスとの対戦で引き分けても、意欲や体力が減退したのでは負けたとおんなじ。

 気合を入れ直さないといけない。 

     

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会わず三日目

2020年05月21日 11時47分00秒 | 写真と俳句

   爺さまと会はず三日目葱坊主    ひよどり 一平

  (じいさまとあわずみっかめねぎぼうず)

  ・・・・・・・

「お久しぶりです。お加減でも悪かったのですか?」と、訊ねられる。

 確かに、気分によっては家の外へ出ない日もあった。

 そんなことがあったので、春の季語の「葱坊主」で一句。

  ・・・・・・・

 北海道、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県が緊急事態宣言のまま残った。

 北海道は別としても、あとの一都三県は全くの密着状態なのだから仕方がないやね。首都圏として便利なこともあるのだから。

 ただ、学校が再開されないので、子供たちが可哀そう。夏の甲子園も中止。「戦争中はもっと大変だったんだから」なんていうセリフは、この際は意味がない。

 もちろん、産業や経済等は大打撃だろうけれど、まずは直面しているコロナ奴に勝利することが肝要。

 

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無くて七癖

2020年05月19日 15時38分04秒 | 写真と俳句

    青蔦や長考癖と囲碁を打つ    ひよどり 一平

   (あおつたやちょうこうぐせといごをうつ)

    ・・・・・・・

 私はへぼ碁なのだが、打つ手は早い。相手が石を置くや否や、ちゃっと自分の石を置く。あまり考えない。昼休みに打つ囲碁としては好まれる。

 ところが、時も場所もわきまえずに、長考の人がいる。強い人に多い。

 いっとき上司だった人に、そんな長考の人がいた。間もなく昼休みの時間切れと言うのに、「ふーん、ふーん」と言いながら、碁石を置かない。

 ベルが鳴った時、こちらが敗戦を認めればそれで終わりとなるが、それを認めないとベルが鳴っても考え続ける。

 なにしろ相手は上司。やむを得ず敗戦を認めて、終わりとするしかない。

「無くて七癖」なのだが、その上司の「長考癖」には、よくよく悩まされたものだ。

 その人も、今は亡い。

 

 

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芍薬

2020年05月19日 11時19分03秒 | 写真と俳句

   芍薬と言ひて立ち去る人ばかり   ひよどり 一平

  (しゃくやくといいてたちさるひとばかり)

    ・・・・・・・

 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とよく言われる。

 納得出来る。

 ところがこの公園では、芍薬を愛でる人が少ない。

 家庭菜園に精を出す人は多いが、この芍薬たちの前を素通りする人ばかり。

 見飽きてしまったのだろうか。

  ・・・・・・・

 昨日、幾日かぶりで都心へ出かけた。

 10日ほど前より、ずっと人の出が多かった。

 ほとんどはビジネスマン風の人であった。

 緊張が緩んだのかなぁと思った。世間全体が、弛緩しているように思えた。

 かく言う私自身、以前よりも恐怖感が失せていた。

 しかし、訪問先は厳戒態勢にあった。

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死は常に眼前

2020年05月18日 07時13分01秒 | 写真と俳句

    死は常に眼前にあり薔薇の花   ひよどり 一平

  (しはつねにがんぜんにありばらのはな)

   ・・・・・・・

 「不要・不急の外出はしないように」とか、「他県の人は東京に来ないように」と小池知事は言うけれど、止むを得ないことだってあるのです。

 どうぞご理解のほどを。

 これから私は、都心方面へ出かけます。

 

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