午後に時間が空いたので、新宿御苑へ。
白梅、紅梅ともに、花の盛りを過ぎていたかも知れない。
私の主眼は池を覗くことにあった。
鯉たちの動作は、まだまだ緩慢。ゆらゆらと泳ぎながら、私を睨め付けた。
私の顔が気に障ったのかどうか、じろりと睨んで、また沈んで行った。
我を見て鯉の沈むや水温む ひよどり 一平
(われをみてこいのしずむやみずぬるむ)
午後に時間が空いたので、新宿御苑へ。
白梅、紅梅ともに、花の盛りを過ぎていたかも知れない。
私の主眼は池を覗くことにあった。
鯉たちの動作は、まだまだ緩慢。ゆらゆらと泳ぎながら、私を睨め付けた。
私の顔が気に障ったのかどうか、じろりと睨んで、また沈んで行った。
我を見て鯉の沈むや水温む ひよどり 一平
(われをみてこいのしずむやみずぬるむ)
毎年のことなのだが、春先に体調を崩すことが多い。
浮かれた気分の赴くまま、張り切り過ぎるからなのかもしれない。
特に柳の芽がいけない。もちろん、女性の甘い囁きにも要注意。
このような季節こそ、冷厳に心を抑えなければならないのだ。
芽柳の風に誘はれ池の端 ひよどり 一平
(めやなぎのかぜにさそわれいけのはた)
梅を見ようと思い浜離宮へ足を延ばした。
驚いたことに、菜の花にも出会うことが出来た。
落ち着けない気分だったが、スマホカメラマンがしきりにパチパチとやっていた。
東京という名の異郷梅咲けり ひよどり 一平
(とうきょうというなのいきょううめさけり)
他出のため、一両日、お休みいたします。