新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

感謝の言葉

2010年03月02日 07時04分00秒 | 身辺雑記

 後輩の一人に、T.S君がいる。

 大汐会のメンバーの一人だ。

 過日、突然、わが家に顔を見せてくれた。

 生憎、先輩と昼食中だったので、立ち話しかできなかった。

 その彼が、新聞記事を置いていった。

 Y新聞の「読者のひろば」で掲載された、彼の投書記事であった。

 タイトルは、「感謝を言葉で表す」。

 結婚して40年、言葉で表さなかった「感謝」を、今年こそはっきり言おうと書いてあった。

 私の周囲には、そのような男が多い。先輩として、責任を感じざるをえない。

 彼の奥さんとは、若いころに会っただけだが、彼よりも幾倍もしっかり者だ。

 明るくて多才な女性だ。

 あのヤンチャな亭主を、上手に制御してくれているに違いない。

 その奥さんも、ここのところ大病を重ねたと聞いていた。

 今はすっかりよくなっている様子だが、だからと言って、ヤンチャを続けていいわけはない。

 しかも、感謝の言葉も言っていないようでは、大いに困った話ではないか。

「感謝を言葉で表す」ことを実行したかどうか、後日、確かめてみるつもりだ。

 まだ言っていなかったら、先輩の責任において、はっきり言わせるようにしよう。 

 もっともこの私とて、カミさんには気持ちを伝えきれないでいる。

 別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

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不思議な国

2010年03月01日 07時59分56秒 | コラム・エッセー

 世界の動勢は予測できない。

 しかも、アメリカの一国支配は、もはや幻想でしかない。

 アメリカ自身、自国の経済力や軍事力で、世界を支配できるとは思っていない。

 今後、自国の存続のため、あらゆる手段を講じてくるのは当然だ。

 子分を売ることだって手段の中に入ってくる。

 つまり、今後の予測が困難なのだ。

 こんな時は、自分の身は自分で守る魂胆にならないと、ひどい目に遭いそうだ。

 ところが日本はどうか。

 安全保障の手だては何もない。

 あることはある。「日米安全保障条約」だ。国民の多くはそのように思っている。

「安保条約があるのだから、アメリカが守ってくれる」

 これは日本人の確信となっている。

 そのくせ、「沖縄の人たちの歴史的苦痛を考え、基地を国外、県外へ」と言っている。

 さらには、「東アジア共同体」構想なるものを、突然に唱え出す。

 もともと「自国を守る」気概もない国が、「東アジア共同体」が聞いて呆れるではないか。

「自分の国は自分で守る」ことが考えのベースにあって、その上で、方法論として、「日米安保条約」の活用がなければ、とても独立国ではない。

 憲法九条を厳守するのはいい。しかし、憲法九条を盾として、野獣と戦えるのか?

 今までの日本は、すべての国際貢献に際し、憲法九条を理由に逃げてきた。

 逃げたわけではない。四の五の言って、後方へ廻ったりカネで済ましてきたのだ。

 ここへきて、「日米安保条約」の重要ポイントである基地問題に、火をつけた。

「県外案」がいいなら、しっかり議論すればいい。5月までに答えが出るのか。

「政治は言葉」なのだ。5月に答えを出せなかったら、外交問題になるし、信義の問題にもなる。

 その言葉には、実行の裏付けが伴わなければならない。

 空疎な言葉は、「自国は自分で守る」という原則がないから言える。

 憲法九条なる幻想を抱くなら、「日米安保条約」に深い期待がなければなるまい。

 しかし、アメリカだって、自国に有利なことがなければ、自国民の血をもって、日本人を守ってくれるはずがない。誰が考えても自明の理。

 つくづく日本は不思議な国だと思う。

 福島瑞穂さんのお話を伺いたいものだ。

 別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。

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