先月末、川越の三芳野神社へ行ってみた。
童唄「とおりゃんせ」の発祥の地と言われている。もっとも、発祥の地はほかにもありそうだが。
♪ ここはどこの細道じゃ 天神さまの細道じゃ
どうぞ通してくだしゃんせ ご用のないもの通しゃせぬ
この子の七つのお祝いにお札を納めにまいります
行きはよいよい帰りは怖い
怖いながらも 通りゃんせ 通りゃんせ ♪
なにやら怖い内容を想像させる詩だ。追いはぎか人さらいでも出たのだろうか。
今は細い道でもなく、怖い道でもない。
薄曇りの日だったが、暖かだった。
人なつこそうな野良猫が、私から離れようともしない。餌にありつけるとでも思ったのだろうか。
野良猫と秋惜しみつ通りけり 鵯 一平
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喜多院や時の鐘から離れているせいか、参詣する人はほとんどありませんでした。
ネット上で「野良猫が多い」とあったように記憶しておりましたが、一匹の野良猫が人なつっこそうでした。
逝った当人は、すでに死を予感し、覚悟していたように思います。
奥さんも子供さんも同様で、「苦しまずによかった」と言っておりました。
「とおりゃんせ」の発祥の地は、ほかにも一つあるそうですが、場所は忘れてしまいました。
「神隠し」や「人さらい」の言葉が生きていた時代背景が忍ばれます。
お写真を拝見すると質素な神社でいいですね。
拡大して見ますと合格祈願の旗が見えますが、何にご利益があるのですかね?
ひよどりさんの「追いはぎか人さらいでもでたのだろうか」の感想も昔に戻って良いですね。
童謡や童話は優しいだけではなく、戒めも多いですよね。
前記事の、
お友達を見送る側は寂しいですが、逝く当人はどうなのでしょうねぇ?
長い間の病気との闘いを終えて、ホッとしているのかもしれません。
ご冥福をお祈りします。
民間から発生し歌い継がれてきたのでしょうか?
そんなことを思いながら歌詞を噛みしめてみるのも
楽しそうです。何でもルーツを知ることは面白いですね。
先日、日比谷公園に行きましたが、はや晩秋の佇まいでした。