新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

少年期

2012年03月20日 15時09分26秒 | インポート

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 今から60年ほど前、私にも少年期や思春期があった。終戦から間もない時代だった。

 顔中からニキビが吹き出て、気になって仕方がなかった。

 友人たちのすべてが同じようなニキビ面だったわけではない。すべすべした顔の同級生もいたにはいたのだ。

 栄養のバランスという説もあった。そう言えば、金持ちの息子にはニキビ面がいなかったかもしれない。

 友人たちの間で、ラブレターの話題が出たこともあった。代筆を頼まれもした。

 あの頃は、同級生ではあっても、女の子とは気楽に話しができなかった。

 どこかにイビツな翳の残った時代だった。

 しかし私にとっては、かけがえのない少年期だった。

 もはや取り戻しようがない。淋しいかぎりである。

    囀りや吾にもありし少年期   鵯 一平

   別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

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