新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

困った日本ですね

2010年12月14日 10時58分23秒 | コラム・エッセー

 今日は朝から、冷たい雨が降っています。気象情報によれば、雨が上がって気温も上昇するということでした。その兆しはまだありません。

 11時20分現在、窓の外では、樹木や家屋を打つ雨脚の音が、激しく聞こえています。

   またぞろ、小沢問題で民主党が揺れています。

 昨日の民主党役員会で、小沢氏の政倫審出席が決まりませんでした。やはり、情けない政権・与党のようです。「一兵卒」の小沢氏に、日本の政治が振り回されています。

 一昨日、茨城県県会議員選挙が行われました。春の統一選の前哨戦として、耳目を集めていた選挙でした。

 そこで、民主党が惨敗しました。地元の民主党責任者は、「東京の政府・与党の問題で、大きな影響を受けた」と不満を表明していました。

 それは事実だと思います。「小沢氏を初めとする政治とカネの問題、尖閣諸島の処理の拙さ、仙谷官房長官の辞任圧力」など、政府・与党に対する国民の不満は、かなりの高まりを見せています。

 岡田幹事長は、「小沢氏には政倫審に出てもらう」と、幾度か表明をしていました。

 従って、党の要請や決定を突きつけられたら、小沢氏一派は党を割るかもしれないという観測も流れました。泰山が鳴動していた感じです。

 役員会が終わってみれば、元の木阿弥。小ネズミ一匹も出ず、何ら進展しませんでした。

「私は民主党の一兵卒」と自称している小沢氏に対し、指一本も触れられなかった感じです。

 余談ですが、「一兵卒」に対する護衛は素晴らしい。小沢氏の身辺は、がっちりと守られています。あれで一兵卒と言えるのだろうかと、つい疑問を感じてしまいます。なにか、やるせない感じもいたします。

 もちろん、国民の生命と安全は、國によって保障されなければなりません。しかし、小沢氏自らが「一兵卒」と言っているのに、あれほどの人が附いて回ることもあるまいに・・・。

 国際問題は緊迫しています。北朝鮮の敵対行動をはじめ、中国、ロシア、韓国との間で、領土に関してはスッキリしていません。

 尖閣諸島における衝突事件は、どのような納まり方をしているのでしょうか。釈放した船長は処分保留のままです。映像流失問題はどのようなことになっているのでしょうか。この頃、ニュースが聞こえなくなりました。

 日本の財政は逼迫し、そんな中で来年度予算を編成しなければなりません。ポロポロと税制改正の話は洩れています。子供手当て問題も出ています。国債発行額は44兆円以下という話も聞いています。

 そう言えば、自衛隊は1000名ほど削減するそうです。

 国会議員や官僚の削減は、どのようになっているのでしょうか。

 暮れから正月にかけて、予算編成作業は大詰めです。

 そんな中、小沢問題一つ決められない政権・与党に、大変不安を感じています。

「最後は私が決めます」。これは菅総理の常套句です。まだ沖縄訪問もできていない総理に、どこまで期待できるでしょうか。

 もちろん、自民党の静かさも不甲斐ない。谷垣、石原体制では、倒閣の迫力が感じられません。上品すぎるのですね。石破政調会長の迫力に期待したくなっている私です。

 それにしても、困った日本ですね。

   別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

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6 コメント

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石破さんは、以前「こわい!不気味!」の印象があ... (蘭子)
2010-12-14 19:04:08
石破さんは、以前「こわい!不気味!」の印象がありましたが、彼の言ってることには頷けることが多いです。
時々笑った顔はチャーミングですよね。
友人がこの間の選挙の時に街頭演説を聴いて、魅力をかんじたと言っていました。
「皆さん、テレビでみるより私怖くないでしょう?」と笑わせていたそうです。
それは、ともかく、ボロボロの現政権はもう長くないでしょう。
石破さんあたりが頑張ってくれればと期待しているのですが。
返信する
 いまのところ、どの政党にも希望が見えませんね。 (太郎ママ)
2010-12-15 08:40:11
 いまのところ、どの政党にも希望が見えませんね。
 政界再編は必ず来そうな気がします。
 ども、どこが主になれば国民は安心して任せられるのでしょうか?
 
返信する
蘭子さん、こんにちは。 (ひよどり)
2010-12-15 10:20:25
蘭子さん、こんにちは。
確かにボロボロになった感じの政権です。
民主党もガタガタですね。
一兵卒が闇将軍みたいで、あれでは誰が代表なのか分からないようです。
菅内閣の支持率も下がってきています。
しかし、自民党には倒閣の迫力がありません。
このまま混乱が続くのでしょうか?
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太郎ママさん、こんにちは。 (ひよどり)
2010-12-15 10:24:32
太郎ママさん、こんにちは。
政界再編の兆し、少し感じられますね。
しかし、対立軸がはっきりせず、好きと嫌いで別れても意味がありません。
外交、防衛はほぼ一致したうえで、旗印を掲げて組み替えをしてほしいです。
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本当に「困った日本です」ね 現在の政界で頼れる人... (竜斎)
2010-12-15 15:55:29
本当に「困った日本です」ね 現在の政界で頼れる人が居るのでしょうか?政権政党が変わっても大きな期待は持てないように思います。
 責任ある地位に就いている人物の後を絶たない失言、そして自民党にも居た漢字の読めない大臣等々・・日本の政治はどうなってしまうのでしょうか?
 ある世論調査によると、次期総理として期待できる人の一位は小沢一郎だそうですが、呆れます。
 小沢氏が豪腕といわれ、期待されて居るようです。政治家の豪腕とは裏金のばら撒きと利権の活用を臆面もなく出来る人間ではないでしょうか。小沢氏の幹事長当時、新人候補者擁立のため、多額の選挙資金をばら撒いたと言われ、また地方からの陳情窓口を党本部に一本化して、地方に対する影響力を強めていたように思いました。この様な人物を総理大臣にしたら利権政治の色彩が一段と強まり、民主党マニフェストとの乖離は更に大きくなると思います。国民もよく考えねばならないと思います。
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竜斎さん、こんにちは。 (ひよどり)
2010-12-15 16:41:10
竜斎さん、こんにちは。
ほんとうに豪腕なのかどうか、よく分かりませんよ。
「力は数、数はカネ」と言って憚らなかった人の子分ですから、数の力を頼りの政治家です。
もっとも、子分を持っているのも、政治家の力なのでしょうから、異論を差し挟む気持ちはありません。
いずれにしても、これぞという政治家は居ないことは確かなようです。
自民党の谷垣総裁は、「尖閣諸島でモメゴトを起こしたことが間違いだ!」と思っているようです。
あの人も、中国には弱腰なのです。
何かあるのではないかと、つい疑りたくなる人たちが揃っています。
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