新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

目ン無い千鳥と新妻鏡

2016年05月27日 09時49分45秒 | 写真と俳句

 カラオケ好きにもいろいろなタイプがあるようだ。

 発売後間もない新曲をものにし、いち早くご披露に及ぶ人がいる。

 一方、新旧に関わりなく、好きな歌を繰り返して歌っているタイプもいる。

 私は後者のタイプ。新しい曲を憶えられないからでもあるが、好みの曲を幾度でも歌いたいタイプでもある。

 三橋美智也、春日八郎、北島三郎、五木ひろしさんなどの歌は好きなものの例。

 好きな古い歌の中に、「目ン無い千鳥」がある。

 今は大川栄策さんほかが歌っているが、元はと言えば、昭和15年頃、霧島昇さんと松原操さんのデュエットだったとか。

 小島政二郎原作の映画、「新妻鏡」の主題歌。

 小説は読んでおらず、もちろん映画も観ていない。いくら高齢の私でも、当時はまだ小学生にもなっていなかった。

 にもかかわらず、こららの歌を私はかなり以前から知っていた。

 戦後いち早く、霧島昇さんによって流行ったのだろうか。

 戦争が終わり、世の中の雰囲気が一気に変わった。歌謡曲の世界も然り。

 「りんごの唄」が大流行した頃だった。

 「目ン無い千鳥」や「新妻鏡」は、その頃再登場したのだろうか。

 軍歌ばかりを唄っていた国民学校生徒の私たちは、昭和20年の夏以降、戦争前の歌を聞いたのかも知れない。

 だからその頃の歌に、懐かしさ以上の深い思いを抱いているに違いない。

 「新妻鏡」、「目ン無い千鳥」、「湯島の白梅」などはそれらの代表格。

 デュエットでしみじみ歌いたいものだ。(思いっきり古いハナシです)

   新妻鏡   ♪ 僕がこころの良人なら  君はこころの花の妻

            遠くさびしくはなれても  なくな相模のかもめ鳥  ♪ 

           作詞 佐藤惣之介  作曲 古賀政男

            歌  霧島 昇  二葉あき子

  でも、デュエットの場合、相手が要るもんね~

     追憶の底ひは昏し未草   ひよどり 一平

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鎌ちゃんさんへ (ひよどり)
2016-05-28 09:22:26
恐れ入りました!
ご婦人方から「先生」という尊称で呼ばれているとは、
人品・骨柄・技量ともに優れていると推察します。
しかも、女性歌手の歌を色っぽく歌うなんぞ、
なんという怖ろしい技の持ち主です。
きっと普段の努力もあるのでしょうね。
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畦夢さんへ (ひよどり)
2016-05-28 09:15:13
「目ン無い千鳥」、「新妻鏡」なんぞと言っているところ、
まさに戦前・戦中派めいています。
新しいのが憶えられないから古いのにこだわっているとも言えます。
この頃の若い人の歌、さっぱり「いい歌」とは思えないところ、やはり旧弊です。
返信する
たんとさんへ (ひよどり)
2016-05-28 09:10:08
いやー、名調子ではありませんが、
健康法の一つと思い、恥ずかしげもなく唸っています。
さほど新曲に興味を抱かないところは、
まさに防衛本能めいています。
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おはようございます (鎌ちゃん7)
2016-05-28 06:53:55
「追憶の底ひは昏し未草」
歌によって、昔を追憶するのもいいですね。
私は、三橋美智也の歌を、昔は愛唱したものです。
最近は、数人の御婦人方から、「先生」と呼ばれて、新曲を指導することが多いので、いち早く、新曲をものにせねばなりません。
御婦人方相手ですから、女性歌手の歌が多いです。
結構、色っぽく歌うんですよ。
返信する
Unknown (畦夢)
2016-05-27 19:21:35
追憶の底ひは昏し未草   ひよどり 一平

追億と未草・・この取り合わせはいいですね。
ひよどりさんののども一度お聴きたいものですがお上手なんでしょうね。
私もたんとさん同様しぶしぶ方。そして歌える歌が
限られているので必然的に後者です(笑)。
返信する
Unknown (たんと)
2016-05-27 11:47:33

ワタシは宴会場に設えたカラオケの場合にはシブシブ?参加するくらいで
もちろん後者のタイプですね。
ひよどりさんのカラオケ、名調子なのでしょうね。
ブログ仲間の鎌ちゃんサンはよく利用されてるようにお見受けしますが♪
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