新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

友人と一献

2007年09月15日 06時49分08秒 | 身辺雑記

 昨日、友人2人と会った。
 両人とも健康で、酒もまだまだ強い。

 その点では、私は情けない。まず第一に、酒が弱くなった。
 それでも頑張れば、その場はなんとかできるのだが、後々がつらい。
 酔って気持ちが悪くなるということにはならないが、、酔いが足腰にきてしまう。立っているのが苦しいほど、だるくなるのだ。酔いの一種なのだろうと思っている。

 日頃の運動不足が原因の一つかもしれない。夏の間中、外へ出ることが億劫に感じた。だから暑いことを理由にして、ウオーキングからも遠ざかった。写真撮影にも行かなくなってしまった。「熱中症になったら大変だから……」、と言って、家の中で過ごした。私は言い訳造りの名人だ。
 こんな軟弱な日常では、酒に負けてしまうのも当たり前。

 友人と会うのは楽しい。
 お互いに多少の気遣いをしながら、それでも、言いたいことを言っている。
 ギョッとするようなことを言われても、腹が立たない。そこが友人関係のいいところだ。

 長いこと人間をやっていれば、一生の内には、苦境に陥ることも幾度かある。
 死にたいとまでは思わないでも、何もかも放り投げ出したくなることだってある。
 そんな時こそ、友人の出番だ。友人に一言ぼやけばいい。

 私は若いころ、投げ出したくなったことがあった。いつもなら相談したり泣き言を言ったりできる友人が、運悪く、外国出張中であった。
 従って、誰にも相談できず、私一人で対処していた。なかば放り出しかけていた。「エイッくそ!」ってな気合いで、その方向で動き始めた。
 そんな折り、友人が帰国してきた。
「馬鹿なことを言ってるンじゃないよ!」と、友人の一言があり、気持ちが収まった。特別に諭されたわけでもなかった。しかし自分を取り戻すことができた。

  そのような関係は、一朝一夕では作れない。長い間の無駄な遊びが、友人関係の歴史を作っていくのだと思う。

 安倍晋三氏ほどの地位ともなると、友人に助けを求めることはできない。
 きっと、孤独に苛まれたことだろう。
 しかし、孤独に耐えう人でなければ、その地位に着いてはならない。国民の不幸を招くこととなり、背信以上の行為だ。
 冷たいようだが、それが彼自身が求めた道だった。
 泣き言は許されない。
 
 会社のトップも、時には似たような場面がありそうだ。
 どのような耐え方をし、局面打開をするかが、社長にも求められる。
 ただし、社長には腹心がいる。
 いや、是非、腹心や弾よけを作っておかなければなるまい。

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2 コメント

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そうですね (月下浪人)
2007-09-15 22:19:40
そうですね
「俺があれをやった」「これもやった」「俺がいなければ・・」
俺が、おれがと粋がっていけれど、皆に支えられ、助けられ仕事が出来きていたのですよね

今振り返りると、顔面が青くなったり、赤くなったり・・・
でも懐かしいです。
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月下浪人さんへ (ひよどり)
2007-09-15 23:11:43
月下浪人さんへ
確かに、振り返ったら恥ずかしいことばっかり……。
でも、それがまた、懐かしい。
誰の人生も、いいことばかりではなかったはずなのに、なんとかやってこれたのは、支えられたから……。
私の場合、支えたのが10%で、支えられたのが90%。
支えて貰えるのだって実力だなどと、こんな開き直りがあっても、いいではありませんか。
返信する

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