昨日、友人2人と会った。
両人とも健康で、酒もまだまだ強い。
その点では、私は情けない。まず第一に、酒が弱くなった。
それでも頑張れば、その場はなんとかできるのだが、後々がつらい。
酔って気持ちが悪くなるということにはならないが、、酔いが足腰にきてしまう。立っているのが苦しいほど、だるくなるのだ。酔いの一種なのだろうと思っている。
日頃の運動不足が原因の一つかもしれない。夏の間中、外へ出ることが億劫に感じた。だから暑いことを理由にして、ウオーキングからも遠ざかった。写真撮影にも行かなくなってしまった。「熱中症になったら大変だから……」、と言って、家の中で過ごした。私は言い訳造りの名人だ。
こんな軟弱な日常では、酒に負けてしまうのも当たり前。
友人と会うのは楽しい。
お互いに多少の気遣いをしながら、それでも、言いたいことを言っている。
ギョッとするようなことを言われても、腹が立たない。そこが友人関係のいいところだ。
長いこと人間をやっていれば、一生の内には、苦境に陥ることも幾度かある。
死にたいとまでは思わないでも、何もかも放り投げ出したくなることだってある。
そんな時こそ、友人の出番だ。友人に一言ぼやけばいい。
私は若いころ、投げ出したくなったことがあった。いつもなら相談したり泣き言を言ったりできる友人が、運悪く、外国出張中であった。
従って、誰にも相談できず、私一人で対処していた。なかば放り出しかけていた。「エイッくそ!」ってな気合いで、その方向で動き始めた。
そんな折り、友人が帰国してきた。
「馬鹿なことを言ってるンじゃないよ!」と、友人の一言があり、気持ちが収まった。特別に諭されたわけでもなかった。しかし自分を取り戻すことができた。
そのような関係は、一朝一夕では作れない。長い間の無駄な遊びが、友人関係の歴史を作っていくのだと思う。
安倍晋三氏ほどの地位ともなると、友人に助けを求めることはできない。
きっと、孤独に苛まれたことだろう。
しかし、孤独に耐えう人でなければ、その地位に着いてはならない。国民の不幸を招くこととなり、背信以上の行為だ。
冷たいようだが、それが彼自身が求めた道だった。
泣き言は許されない。
会社のトップも、時には似たような場面がありそうだ。
どのような耐え方をし、局面打開をするかが、社長にも求められる。
ただし、社長には腹心がいる。
いや、是非、腹心や弾よけを作っておかなければなるまい。
「俺があれをやった」「これもやった」「俺がいなければ・・」
俺が、おれがと粋がっていけれど、皆に支えられ、助けられ仕事が出来きていたのですよね
今振り返りると、顔面が青くなったり、赤くなったり・・・
でも懐かしいです。
確かに、振り返ったら恥ずかしいことばっかり……。
でも、それがまた、懐かしい。
誰の人生も、いいことばかりではなかったはずなのに、なんとかやってこれたのは、支えられたから……。
私の場合、支えたのが10%で、支えられたのが90%。
支えて貰えるのだって実力だなどと、こんな開き直りがあっても、いいではありませんか。