梅雨に入ったのに、ここのところ、雨が少ない。
降ってはいるようだが、私が住んでいるエリアでは、さほどの雨量はない。
しかし、偏西風が蛇行しているとか、エルニーニョ現象とか言われており、いつどんな形の異常気象が現れるか、覚悟をきめておく必要はありそうだ。
例年のことだが、今年も大汐会の季節がやってきた。
大汐会とは、40年ほど前に同じ職場にいた仲間同士の飲み会だ。当時はまだ30代だった私だが、間もなく80歳。まさに光陰矢の如し、今年は第41回となる。
サラリーマンは群がるのが好きだ。大汐会のような集まりは、あちらこちらで催された。
ところが多くの会は、加齢の進展とともに、自然消滅していくのが常だ。
幸いにして大汐会は、今年が41回。
みんなの気合いが合っていることがベースにはあるが、やはり幹事の功績によるものと思う。
若手に属するY君とK君の努力に負うところが大きい。
それでも今年は、参加人員が減った。
30~40人が集まっていた30年ほど以前はともかくも、ここのところ20人前後は集まっていたのだが、今年の参加者は15人前後らしい。
不参加のほとんどは体調不良が原因のようだ。淋しい限りだ。
幸いにも私は、病躯をいたわりつつも参加はできる。
「病躯をいたわる」などと偉そうに言ったが、特段のことではなく、つまり節酒に努めるということだ。老人であれば当たり前のこと。
塩分6グラムと酒一合。これが私に課せられた限度。馴れてしまえば苦労はない。
今年もまた、参加者の近況報告が聞ける。
それぞれが個性豊かにやるので、私の番のころは、笑い疲れとネタ切れで、笑ってもらえるほどの話はなくなってしまう。
しかし、それぞれの話は絶品だ。若い頃は無口だと思っていた者が、意外に舌が滑らかとなり、笑わせてくれるのだから愉しい。遠慮なしのヤジもまた一興だ。
写真は公園で撮った白百合。ハイカラな名前があるのかもしれない。