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野口嘉則さんの感動のムービー 「僕を支えた 母の言葉」

2009年10月19日 | 本っていいな!

 ありがとうございます。

 今日は、野口嘉則さんのDVDブック 「いつだって、うまくいく!」 の最後に収録されている感動のムービー 『僕を支えた母の言葉』 をご紹介させていただきます。

  http://www.youtube.com/watch?v=G_BonPLOkdk

 野口嘉則さんは、ミリオンセラーとなった 「鏡の法則」 の著者として有名ですね。

 このムービーは、実話が元になって作られた、とっても感動するお話です。ちょっと長いですが、ご紹介させていただきます。

 

「僕を支えた 母の言葉」

 

僕が3歳のとき 父が亡くなり 

その後は母が 女手ひとつで僕を育ててくれた

仕事から帰ってきた母は

疲れた顔も見せずに 晩ごはんをつくり

晩ごはんを食べた後は 内職をした

毎晩 遅くまでやっていた

 

母が頑張ってくれていることは よくわかっていた

だけどぼくには 不満もいっぱいあった

僕が学校から帰ってきても 家には誰もいない

夜は夜で 母は遅くまで内職

そんなに働いているのに 我が家は裕福じゃなかった

遊園地にも 連れて行ってもらえない

ゲームセンターで遊ぶだけの お小遣いももらえない

テレビが壊れた時も 半年間 買ってもらえなかった

 

僕はいつしか 母にきつく当たるようになった

「おい」 とか 「うるせー」 とか なまいきな言葉を吐いた

「ばばあ」 と呼んだこともあった

それでも母は こんな僕のために頑張って働いてくれた

そして 僕にはいつもやさしかった

 

小学校6年生のとき はじめて運動会に来てくれた

運動神経が鈍い僕は かけっこでビリだった 悔しかった

家に帰って母はこう言った

「かけっこの順番なんて 気にしなくていい

おまえは素晴らしいんだから」

だけど僕の悔しさは ちっともおさまらなかった

僕は学校の勉強も苦手だった

成績も最悪 自分でも劣等感を感じていた

だけど母は 

テストの点や通知表を見るたびに やっぱりこういった

 

「大丈夫 おまえは素晴らしいんだから」

 

僕には なんの説得力も感じられなかった

母に食ってかかったこともあった

「何が素晴らしいんだよ!? どうせ俺はダメな人間だよ」

それでも母は 自信満々の笑顔で言った

「いつかわかる時がくるよ おまえは素晴らしいんだから」

 

僕は中学2年生になったころから 

仲間たちとタバコを吸うようになった 万引きもした

他の学校の生徒とケンカもした

母は何度も学校や警察に呼び出された

いつも頭を下げて 

「ご迷惑をかけて申し訳ありません」 とあやまっていた

 

ある日のこと

僕は校内で ちょっとした事件を起こした

母は仕事を抜けて 学校にやってきて 

いつものようにあやまった

教頭先生が言った

「お子さんがこんなに “悪い子” になったのは

ご家庭にも原因があるのではないでしょうか」

その瞬間 母の表情が変わった

母は 明らかに怒った眼で 教頭先生をにらみつけ

きっぱりと言った

「この子は悪い子ではありません」

その迫力に驚いた教頭先生は 言葉を失った

母は続けた

「この子のやったことは間違っています 

親の私にも責任があります

ですがこの子は 悪い子ではありません」

僕は 

思いきりビンタをくらったような そんな衝撃を受けた

僕は 

わいてくる涙を抑えるのに 必死だった

母は こんな僕のことを 

本当に素晴らしい人間だと思ってくれていたんだ・・・

あとで隠れて 一人で泣いた

翌日から僕は タバコをやめた 万引きもやめた

仲間たちからも抜けた

 

その後 中学校を卒業した僕は高校に入ったが 

肌が合わなくて中退した

そして仕事に就いた

そのときも母はこう言ってくれた

「大丈夫 おまえは素晴らしいんだから」

僕は心に誓った

「これから僕が頑張って お母さんに楽してもらうぞ」

だけどなかなか仕事を覚えられなくて よく怒鳴られた

「何度おなじことを言わせるんだ!すこしは頭を働かせろ!」

「おまえはほんとにダメなやつだな!」

怒鳴られるたびに 落ち込んだけど 

そんなとき 僕の心には 母の声が聞こえてきた

「大丈夫 おまえは素晴らしいんだから」

この言葉を何度もかみしめた

そうすると 元気がわいてきた 勇気もわいてきた

「いつかきっと 僕自身の素晴らしさを証明して

お母さんに見せたい」

そう考えると 僕はどこまでも頑張れた

 

仕事を始めて 半年くらい経ったときのことだ

仕事を終えて帰ろうとしていたら 社長がとんできて言った

「お母さんが事故にあわれたそうだ 

すぐに病院に行きなさい」

病院に着いたとき

母の顔には白い布がかかっていた

僕はわけがわからなくて

何度も 「おかあさん!」 と叫びながら ただただ泣き続けた

 

僕のために 身を粉にして働いてくれた母

縫いものの内職をしているときの

母の丸くなった背中を思い出した

母は何を楽しみにして 頑張ってくれてたんだろう?

これから親孝行できると 思っていたのに

これから楽させてあげられると 思っていたのに

 

葬式のあとで 親戚から聞いた

母が実の母ではなかったことを

実母は 僕を産んだときに 亡くなったらしい

母はそのことをいつか僕に 言うつもりだったんだろう

もしそうなったら 僕はこう伝えたかった

「血はつながっていなくても お母さんは僕のお母さんだよ」

 

              野口嘉則 DVDブック 「いつだって、うまくいく!」 より

 

 実は、まだこの続きがあるんです。それは明日のブログで・・・。

 と、昨日ここまで(よくもこんな長文)書いてそう思っていました。

 が、実はこのムービー、ネットで公開されていましたので、その続きも含めて、後は、ムービーでご覧くださいね。

   http://www.youtube.com/watch?v=G_BonPLOkdk

 

 文字とBGMだけで作られたこのムービー。

 本当に感動しますね。

 このブログを書いていても、涙が出てモニターが見れなくなったことが何度もあったんですよ。(笑)

 やっぱ、歳ですかね。何せ toshi ですからね・・・。(笑)

 

 さあ~、今日もトミスケとの生活、エンジョイしましょうかぁ~!

 母をお世話いただいている皆様、いつもありがとうございます。

 

 長文をお読みくださり、本当にありがとうございま~す。 (toshi)

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2 コメント

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愛情と継続! (moomin0719)
2009-10-20 15:25:24
どんな時も、何時でも無条件に「僕」を受け入れ愛情を注ぎ、「大丈夫、お前は素晴らしいから!」と献身的に息子を愛し続けた「お母さん」。素晴らしいお母さんに脱帽です。
旧き時代の自分の子育ての頃を思い出しました。幼かった母、私に、育てられた子供達に
申し訳なさでいっぱいです♪「ごめんね!」
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大丈夫!素晴らしいです! (toshi)
2009-10-20 20:19:42
moominさんは、素晴らしいです!
仮にそれが本当だとしても、今そう思われたmoominさんの気持ちは、必ずお子様に通じますよ。
今気がつけば、これからの生活が変わるんです。これからの生活が変われば、もっともっとお子様には通じると思いますよ。
だから、moominさんは、素晴らしい!

誰だって、気付くことが、変化の始まりなんですもの・・・。
気付かれるmoominさんは、素晴らしいです!


「大丈夫 moominさんは素晴らしいんだから」


コメント、ありがとうございます。
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