いつもありがとうございます。toshiです。
世の中って、とっても面白いと思いました。
野田新首相が民主党代表選の演説で引用された、相田みつをさんの作品「どじょう」がえらく脚光を浴びているそうですね。
作品集は急きょ増刷が決まり、相田みつを美術館では来館者が急増してるそうな・・・。
ところが美術館にはこの作品は展示されておらず、「どこにあるのか?」と尋ねる人が続出したとか。そして、この「どじょう」が収められた作品集「おかげさん」は売り切れてしまったようです。
どじょうがさ
金魚のまねすることねんだよなあ
みつを
面白いですね。
美術館に展示されていないということは、それほど人気があったり注目されていた作品ではなかった・・・ということなんでしょうね。
それが突然、新首相に演説で取り上げられて一躍脚光を浴びることとなり、出版社には書店から注文が殺到しているらしいですね。
我が家にも、すぐに見つかった相田みつをさんの本が2冊、小さいカレンダーが一つありましたが、残念ながら、この「どじょう」は収められていませんでした。
やはり、あまり知られていない地味な作品のようですね。
この作品のテーマは、「自分を他人と比べない」ということのようで、相田さんが1991年に亡くなられる5年ほど前に雑誌で発表された作品のようです。
と言うことは、25年ほどはあまり知られずに…というか大きく取り上げられることもなく、地味な存在だった…ということになりますね。
25年もの長い間、泥の中に潜って静かに今日の日を待っていた、まさに「どじょう」なんでしょうね。
この「どじょう」の人気を伝えた新聞を読んで思い出したことがあります。
30歳ちょっと過ぎ、洋食器メーカーで働いていた時に一緒に仕事をさせていただいたアメリカの陶芸家なんですが、その当時斬新に思えたその人の作風が、実は、もう30年以上も前から続いていた・・・ということがありました。
そのことを知った時の驚きは、今でも良く覚えていますね。
そして、アメリカの芸術家で、若い頃からずーと同じ作風を通して作り続けている人って結構多い・・・と言うことも聞きました。
それを作り続けているある時期にパッ!と注目され、一躍社会に知れ渡るようになる、と言うことでしたね。
世の中では次から次へと新しいものが脚光を浴びているのですが、それを作っている人だけを見ると、その人その人の決まったスタイルで長年芸術活動が続けられている・・・。
たまたまある時期にスポットライトが当たると、それが斬新・・と言われるのですが、その人にとっては、昔から同じことの継続・・・。
それらのことを知ったその当時、ヘェ~!って妙に面白い発見をしたように思いましたが、今回の「どじょう」騒ぎで、そんなことを思い出しましたね。
相田みつをさんの「どじょう」も、そんな感じなんでしょうか・・・。
我が家にある本には「どじょう」は見つかりませんでしたが、同じようなテーマの作品がありましたのでご紹介させていただきます。
トマトがトマトであるかぎりそれはほんもの
トマトをメロンに見せようとするから
にせものとなる
toshiの禁酒、今回はやはり結構ほんものかも。
今夜はmasaがいませんが、まったくお酒を飲みたいとも思わなかったですね。
今迄だったら、「酒、止めたァ~」って言いながら、masaがいない夜には、「キュー!、グイグイ~!」(笑笑笑)
今度だけは、意識が180度変わったのかな~?
「ざる」どころか「枠?」(笑)とmasaが言ったこともあるぐらい大好きだったお酒・・・。
どうやら、お酒の無い夕食風景が当たり前になりそうです。
写真は、我が家にあった、相田みつをさんの小さな日めくりカレンダーです。
今日も、とってもハッピーな一日でした。
感謝ですね。
お読みいただき、ありがとうございまァ~す!(toshi)