大型台風10号が、各地で大きな被害を出しましたが、幸い我が家では何とか大丈夫でした。
台風が近づく時いつも思うことですが、「どうかこちらへ来ないように!」「あっちへ行ってくれ!・・・」
でもこれって、自分さえ良ければ他は良い・・・という思いが含まれていることに、ある時気が付きました。正確に言えば誰かから言われてから気づいたことでしたが、確かにそうだなぁ~と、えらく納得したことを覚えています。
以来こういう時には、ハタと気が付きながらも(笑)、「どうか大きな被害が出なければいいなあ」と思うように変わりました。
このことに気づいてからは、「自分さえ良ければ良い」という気持ちに何も疑問も持たず、当たり前にだけはなりたくないですね~。
さて話は変わりますが、今まで本で読んだり誰かから聞いたりしたものの考え方で、強い影響を受け、その後の人生で大きな支えとなった言葉がたくさんあります。これは誰しも同じですよね。
それとは逆で、幸いにも自分自身で気づいたことによって、その後の人生が大きく変わったということもあります。
それが、認知症の母が部屋の中を散らかして困っていたある日、トイレで見たある散らかしの光景にめでたい勘違いをして気が付いた、「散らかしは、母のお仕事」という言葉です。
この言葉が頭に入って以来、認知症の母に対する考え方が180度変わり、不思議なほどハッピーな生活になってしまいました。これが、「トッシーのハッピー介護」とお伝えしている原点となったもので、自分の頭の中から生まれたオリジナルの言葉です。ん? と、思っています。(笑)
そしてその数か月後になってから、なんと今度は、そのことを見事に表現した言葉に出会うことになったのですが、それが、この2行の言葉でした。
二人の男が、監獄の窓から、外を眺めた。
一人は泥を、他の一人は、星を見た。
この言葉は、アメリカのセルマ・トムソンという女性が父親から送られた手紙に書かれていた言葉ですが、この手紙を何度も読んだ彼女はその後人生を大きく変えたという、良い見方をすることの大切さを教えられる実話です。
実はこのお話はあるセミナーで知りましたが、講師が読んで紹介されたセルマ・トムソンの文章の中に、この二行の手紙が書かれていたのです。
この実話を知った時、「散らかしは、母のお仕事」の気づきで既にハッピーになっていた私はもう大納得で、この二行の言葉は実に説得力のある言葉として、大好きな学びの言葉となりました。
それ以来ブログに書いたり、講演会の中で紹介したりしてきましたが、今回、ウェブサイトで紹介するについて、この話の出典元を書こうと思いいろいろ調べましたが、実はあまり情報がないのです。検索しても4~5ぐらいしかなく、その中の一つにこのブログが含まれているほど。(笑)
そんなに知られていない人なんだなあ~と意外に思ったほどです。
でも、ある有名な本の中にも登場していることが分かり、そこを出典元として記載しましたが、和訳がちょっと違うんですね。どうしても以前から読み慣れた文章の方に好感を覚えますが、でも、ここで紹介されていることを実際に知り、とても嬉しくなりました。
先日いただいたお手紙で「この本だと思います」と教えていただいた、この言葉に出会ったセミナーの講師だったSさん、私の無理なお願いにご丁寧に応えていただき、本当にありがとうございました。
セルマ・トムソンの人生を変えた、父親からのたった二行の言葉が書かれた文章を、ウェブサイトに紹介しています。ポジティブ思考を目指す方には必読の文章です。
お読みいただければ嬉しいです。幸せ介護eサロン
写真は、この言葉が紹介されている本、デール・カーネギー著「道は開ける」です。とても有名な本ですが手持ちになく、これを機会に中古品を購入しました。
知りたかったことに出会え、ますます忘れられない言葉となった、セルマ・トムソンの人生を大きく変えた言葉です。
二人の男が、監獄の窓から、外を眺めた。
一人は泥を、他の一人は、星を見た。
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