いつもありがとうございます。toshiです。
東北関東大震災が起きて、もうすぐ3週間になろうとしています。
テレビ・ラジオなども、通常番組が増え、地震発生当初よりはちょっと落ち着いてきたようですね。
しかし、今この時にも、被災された方々の生きる戦いは続いています。
そして、被災地に入って復興支援している人たちの、まさに懸命な活動が連日続いているのです。
一方で、今は何事もなく平穏な生活ができている私・・・。
私は、今回の大震災で、この何事もない平穏な生活がいかに有難く感謝すべきものであるかということを改めて認識いたしました。
そして、今の私にもできる支援を実行していくとともに、被災された方々と支援活動を続けておられる多くの方々のことを忘れず、常に想いながら毎日を生きていこうと思っています。
今回の震災が起きてから、いろんな方からのご紹介で様々な励ましのメッセージに触れることができ、その一部をこのブログでもご紹介させていただきました。
そんな中で、私が強く印象に残っているものがありましたので、以下に書かせていただきます。
これを初めて読んだ時、「よくよく考えれば、本当にそうなんだよなァ~!」 と思いました。
「君たちは自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり歓迎されることなく自衛隊を終るかもしれない。
きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。
御苦労だと思う。
しかし、
自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君たちが日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。
どうか、耐えてもらいたい。」
(吉田茂 昭和32年2月、防衛大学第1回卒業式にて)
http://www.youtube.com/watch?v=ycRxtWHXOFA&feature=related
数年前、ある町で若い自衛隊員のグループに出会い、少しの時間話し合ったことがあります。
その時の印象は、国を守る仕事をしているという自覚をみんなが持っている・・・ということでした。
大きな声、そして、イキイキした眼。
迷彩色の制服を着ているせいか、同年代の若者にはない力強さを感じたものです。
「困った時に助けてもらっておきながら、それが済んだらそんなこと忘れてしまって不満を言う・・・。そんなことでは、いい人間になれんわ!」
これは、かって私がある方から言われ、今も強く記憶に残っている言葉です。
この方の紹介で大変お世話になったAさんがおられるのですが、そのことを忘れてしまってAさんに対して不満を漏らしたのです。この言葉は、そんな恩知らずな私に向かって間髪を入れずに発せられた言葉でした。
今、多くの自衛隊員が、復興活動の為に被災地に動員されています。
この活動が報道されている間は自衛隊員にもスポットライトが当たり、みんなが感謝の気持ちを持つことでしょう。
しかし、それが徐々に報道されなくなると、私たちの意識も同じように徐々に忘れがちに・・・。
まさに、先ほどの吉田茂さんの言葉通りになるのでしょうか?
吉田茂さんのこの言葉を知り、今、恩知らずの私のことを思い出しています。
助けてもらった恩は、いつまでも忘れないようにしたいですね!
お読みいただき、ありがとうございまァ~す!(toshi)