トッシーです。今日もありがとうございます。
今、相撲界を賑わせている「横綱の品格」というものが話題になっていますね。横綱はこうあるべき、いくら強くても品格が伴わなければ・・・というものですね。
私たちは横綱に限らず、肩書に応じていろんな要素を付加して考えるようですが、今日はそんな肩書についての面白いお話を紹介させていただきます。
ロバート・チェルディーニ著「影響力の武器 第3版 説得の秘訣 」に出ていた内容です。
肩書によって、その人がどのように見られるのか?というお話です。
その人の権威の有無が大きさの知覚に及ぼす影響を調べた研究では、高名な肩書を持っていると、身長が実際より高く知覚されることが分かったそうです。
オーストラリアの大学生5クラスを対象にして行われた実験では、ある人物が英国のケンブリッジ大学から来た人だと紹介されましたが、ケンブリッジでの彼の地位は、クラスごとにわざと変えて伝えられました。1つ目のクラスでは学生、2番目のクラスでは実験助手、他のクラスでは、講師、准教授、教授という具合です。そして、彼が部屋を出て行った後で、各クラスの学生は彼の身長を推測するという実験です。
その結果が面白いんです。クラスによって地位が上がるごとに、その人の身長が、なんと平均1.5センチずつ高く知覚されたことが分かったそうです。「教授」として紹介されたクラスでは、「学生」として紹介されたクラスより6センチも高く知覚されていたとか。面白いですね~。
まっ、これらは外国での研究ですが、日本でも同じような結果が出ているように思いますね。
もう一つ、これも面白いですよ。
ある高名な大学教授の話です。彼は旅先でいろんな人と自由にちょっと会話することが楽しみなんだそうです。そして話が盛り上がっていても、彼が大学教授であることが分かった途端、相手の態度がが突然変化するんだそうです。それまでは自分から進んで話をし、愉快な会話の相手であった人が、それ以後はお上品でうなずくばかりの退屈な相手に変わってしまうとか・・・。
こうした経験から、この大学教授はこのような会話を楽しみたい時には、決して教授の肩書を明かすべきではないと学んだということです。
面白い話しでしょ。(笑)
以上、同じ本に紹介されていた内容ですが、分かるような気もしますね。
世の中には自分を偉く見せたい人が多い中、こんな悩みの人もあるんですね。意外でした。
トッシーは、その人の肩書で身長も変わって見られることがあるとは知りませんでした。でも、よく考えたらそうかもしれません。普段から立派だと思っていたり好意を持っている人に実際に会ってみたら、「背、低いんだね」とつい思ってしまうことってありますもんね。
いよいよ明日から師走ですね。
トッシーが脳出血で倒れたのが12月23日の夜。
今年はハッピーな年末を元気に迎えますよ~!
感謝で~す。
トッシーで~す。今日もありがとうございま~す。