ついてるついてる ハッピーライフ! ~どんな時も笑顔といっしょ~

ハッピー介護トッシーのブログ。Webは「ハッピー介護みいつけた!」 https://happykaigo.jp/

勇ちゃんを蘇らせた“職人魂” スイッチ・オンの生き方に感動!

2009年12月27日 | 感動

 ありがとうございます。

 2年半ほど前、仕事中に高所から落下して脊髄を損傷し下半身不随となった勇ちゃんが、4日ほど前、我が家に来てクローゼットの修理をしてくれました。

 自分で車を運転し、2本の松葉杖を使って機敏に動き、てきぱきと仕事をこなす・・・。入院当時ではとても考えられない回復振りです。

 作業を終えてコーヒーを飲みながら話す勇ちゃんの晴々しい笑顔は、以前よりうんと若返った感じで、こちらまで嬉しくなってしまいました。

 「今日の手間賃は、コーヒー一杯でええわ!」 と、笑いながら明るい笑顔で話す勇ちゃん。気風がいいのも、完全に復活しています。

 写真は一週間ほど前に写したものです。笑顔もいいでしょう?

 

 いつも頼りにしていた勇ちゃん 

 勇ちゃんは、私より一つ年下のいとこで、仕事はず~と大工をやってきました。現在の私の家で増改築された部分は、すべて勇ちゃんの手になるものです。

 勇ちゃんは、私の無理を随分快く聞いてくれました。父が病気で歩行器が必要となり、それに合わせて父母の寝室、トイレ、お風呂場等の改築をお願いした時も、他で受けていた予定があったにもかかわらず、入院期間中に見事間に合わせてくれました。

 家の改造は勿論、小さな工作物まで、何かあれば勇ちゃん、頼むよ勇ちゃん・・・と、いつも頼りにしていたものでした。 

 

 仕事中の事故で、半身不随に・・・

 そんな勇ちゃんが、一昨年の4月に仕事中に落下し、脊髄を損傷、下半身不随となったのです。

 作業現場から救急車で運ばれた病院での入院生活。そして退院後の家での闘病生活・・・。本当に大変だったと思います。盲腸の手術で入院したこと以外、身体的な不自由をほとんど経験したことのない私では到底考えられない、大きな苦難の生活となったのです。

  そんな勇ちゃんに対して、私として何ができたんでしょう。

 プラス発想で有名な人の講演を聴いて、少しでも明るく前向きに考え、病状が良くなることに希望を持ってほしい・・・と講演のCDを渡した。私にできたことはそれぐらいでしたね。

 ある時期に電話で話し合った時、「死のうと思ったことは何度もあるぞ・・・」 そう語っていたこともありましたね。本当に、本当に辛かったと思います。本当に苦しかったと思います・・・。

 

 そんな勇ちゃんも、本人の涙ぐましい努力や奥様の協力の甲斐あって、どんどん良くなってきたのです。

 近くにいながらあまり出かけていなかった私は、たまに会う勇ちゃんの変化に嬉しいやら驚くやら・・・。

 「やっぱり勇ちゃんは気持ちが前向きやでええわ。だからこんなに良くなってきたと思うよ」 と、そんな会話もできるようになったんですね。

 そう、勇ちゃんは、元々前向きな明るい性格の持ち主でした。

 それが、そんな勇ちゃんでも、一時は自殺まで考えるほど落ち込んでしまう・・・。今回の落下事故は、それほどまでに辛く苦しい出来事だったんでしょうね。

 それを乗り越えた勇ちゃんは、本当に素晴らしいと思います。

 

 母の見舞いに、一人で病院へ・・・

 母が入院中、勇ちゃんが病院へ来てくれたことがありました。

 あいにくその時は誰もおらず、母の顔を見ただけで帰って来たらしいんですが、何と、自分で車を運転し、自分で歩いて病室まで来てくれたんですよ。

 え~!、勇ちゃん、そこまで良くなってるんだ! スゴイ!

 それを電話で聞いた時の正直な感想です。いやぁ~、嬉しかったですね。

 ちょうどその頃、近くの友人からの話で、勇ちゃんが 「五重の塔」 を作っている・・・という話を耳にしていた私は、さっそくそれを見に行きました。

  写真はその時のもので、初めに書いたクローゼットの修理も、その際に頼んでおいたものなんですね。

 

 持前の“職人魂”で物作り復活!

 勇ちゃんの横に置いてある物が、噂に聞いた五重の塔ですね。写真では三重分しかありませんが、二重分は製作中で、別の所に置いてあるんですよ。

 実は、勇ちゃんの驚異的とも思える回復ぶり、明るさ、若返り・・・などと、この五重の塔は大いに関係があると思っています。

 つまり、勇ちゃんがこのような小さな建物を作り出したことにより、大工としての誇り、そして物作りの喜びに再び目覚めた・・・ということのように思えます。それによって生きる喜びへと発展し、さらに病状の回復、明るさ、若返りにまでつながっていった・・・と思えるんですね。

 五重の塔の他にも、灯篭なども作ってありました。それと同じものは、すでに欲しい人に売れたそうなんです。そりゃ嬉しかったと思いますよ。凄いですよね!

 実際、そういう事が起きて来ると、もともと仕事熱心な勇ちゃんのこと、寝ても覚めても、ここはこうしよう、あそこはああしよう・・・と楽しく考えるようになったそうです。

 そういうことが、勇ちゃんの精神面や身体面で、ますます良い効果を生んできたんでしょうね。本当に素晴らしいですよね。

 

 スイッチ・オンの生き方を実践

 こんな勇ちゃんを見ていると、前にもご紹介しました村上和雄先生がおっしゃってる、「スイッチ・オンの生き方」 そのものだなぁ~と思います。そのことは、勇ちゃん自身が言っていたことで明らかです。

 「おれがこうなれたのは、やっぱり大工仕事ができることが嬉しかったからやと思う

 再び大工仕事ができることに喜びを見つけた勇ちゃんの体内では、明るく楽しく生きるという遺伝子にバァ~ンとスイッチが入ったんでしょうね。本当に素晴らしいと思います。嬉しいですよね。

 良かったね、勇ちゃん!

 

 年末でいろいろやることが残っている中、どうしてもこのことを書きたくて・・・、今やっと書くことができました。

 何せ、我が家のハッピーライフは、勇ちゃんなしではあり得なかったんですからね・・・。

 本当にありがとう!

 最後までお読みいただき、ありがとうございま~す。 (toshi) 

コメント

心のこもったクリスマスプレゼント! 嬉しいミャァ~!

2009年12月24日 | 嬉しい出来事

 ありがとうございます。

 今日は、クリスマスイブ。家族みんなでクリスマスケーキを食べるご家庭も多いんでしょうね。

 我が家では、今年のこの日は、私一人です。こんなこと、多分初めてですね。まっ、みやおがいますが・・・。

 

 そんな我が家に、とっても嬉しい贈り物が届きました。そうです。ちょうどクリスマスプレゼントということですね。

 実は、今日の写真で愛猫のみやおが乗っているクッション。これがそのプレゼントなんです。このクッション、みやおが乗ってる他に、4つも届きました。

 これを送ってくださったのは、母トミスケの妹さんなんです。私たちはいつも 「つーちゃん」 と呼ばせていただいています。

 少し前にお電話をいただいて、良かったら贈るよ・・・というお話でしたので、楽しみにしていたものです。

 これは、ずっと前から大切に持っておられた毛糸を使ったつーちゃんの手作り品です。スェーデン織と言われるものらしいですね。毛糸が年月を経ているから・・・と、完成した後でクリーニングまでしていただき今日届いたものです。

 いわば、つーちゃんの温かい真心がこもった、とっても嬉しいものなんですね・・・。そんな大切なものをネコのマットにするなんて・・・、と思われるでしょうが、これは、つーちゃんの希望なんです。やっぱり、つーちゃんって本当に優しい方なんですね。

 本当にありがとうございます。とっても嬉しいです。

 

 実は、つーちゃん、私たちのこのブログを毎日チェックされているんです。毎朝、ご家族の方がパソコンから印刷されてつーちゃんに渡されるんです。

 素晴らしいというか嬉しいのは、その印刷されたものをまず娘さんが読み上げてからつーちゃんに渡されているということです。このようにして溜められて分厚くファイルされたものが、今や2冊目になっているそうです。

 以前、母を連れて伺った際にそのファイルを見せていただいたんですが、正直、そのボリュームにびっくりしました。感動しました・・・。

 そのファイルの名前が、「ハッピーライフ」

 これらは、このブログを始めた3月8日から、ず~と続いているそうなんですね。そのお陰で、姉である私の母トミスケの様子が常に分かって、それがつーちゃんの大きな安心、喜びとなっておられるようです。

 とっても嬉しいですね。

 

 このご家族の様子を聞いて更に嬉しいのは、私たちのこのブログが、つーちゃんのご家庭の朝の風景となっているということです。それによって、このご家族のコミニュケーションがより深まっているとしたら、こんな嬉しいことはありませんね。

 そんな暖かいご家庭のつーちゃんから送られたこのクッション。本当に心のこもったクリスマスプレゼントですね。

 ありがとうございます。大切に使わせていただきます。

 

 ということで、書いているうちにもう日にちが変わってしまいました。

 一人ぼっちのクリスマスイブ。

 そんな中にも、あったか~いプレゼントのお話でした。

 お読みいただき、ありがとうございまぁ~す。(toshi) 

コメント (5)

トミスケに感謝 \(^o^)/

2009年12月23日 | 毎日感謝

 お久しぶりです。 masaです

 母が退院してきて、新しい生活がはじまりました。

 ちょうど2週間たちました。(*^_^*)

 

 寝室の隣にベッドを置き、お母さんの気配を感じられる環境で看ています。

 昨日、真夜中にトミスケが独り言を言い始めました。

 その時、母のベッドに入り添い寝なんかしちゃいました。 

 子守唄をかけて、胸をトン トンしていると 『スー スー』 と、すぐに寝息をたてて眠りました。

 

 10月の終わりには、今の この幸せ を想像できませんでした。

 お世話になった皆さんに心から感謝いたします。

 そして、トミスケの生命力や回復力に感動します。

 ナント 

 退院したすぐから、トイレのバアーにつかまりトイレで用をたすことが出来ています。 それは上手に立っていられます。 

 

 今日の写真は、脳出血になる前の トミスケのお仕事 です。

 

 トイレに、スリッパが並べて置いてある 

 こんな些細な事にも、感謝できる toshimasa になれたのも、トミスケが病気になったからです。

 ピンチはチャンス 

 ピンチはチェンジ

 

 トミスケは、あたりまえに過ぎていた 些細な事に感謝できる心 をプレゼントしてくれたように思います。

 

 

 天国のお父さんへ

 お母さんのことありがとうございました。

 トミスケを大切に看させていただきますので、もう少し一緒にいさせてくださいね。

 toshimasaは、トミスケを通して、いっぱい学んでいます。

 これからも、宜しくお願いいたします。

 

 

 トミスケは、masaの仕事の都合で、今日はショートにお世話になっております。

 お世話いただく施設の皆さまに心から感謝いたします。

 

 お読み頂きましてありがとうございました。masa

コメント

爽やか笑顔の振り向き美少女! 感動で~す!

2009年12月20日 | 感動

 ありがとうございます。

 今日は、とっても爽やかな美少女のことを書かせていただきます。

 今思っても、なんか、素敵な映画のワンシーンみたいに思えてなりません。日本の子どもたちも、素晴らしいじゃないか! と、とっても嬉しく感じた出来事でしたね・・・。

 

 それは、4日ほど前の夜でした。

 いつも行くスーパーで買い物をして帰ろうとした時のことです。スーパーの出入り口近くには、買い物かごが積んでありますよね。

 私が帰ろうとしてそこを通りかけた時、その少女は、かごをサッと取り上げて手に持とうとしたんですね。そしたらちょうど私の顔に当たりそうになり、一歩間違えば、本当に顔に当たる・・・、そんな感じでした。取ろうとしたかごの位置が、高かったんでしょうね。

 普通、そういう時には、すみません・・・・とか言いますよね。中には無言の人や、ムッとして不愉快な顔をする人もいますが。まあ、人それぞれです・・・。

 ところがその少女は、素晴らしい笑顔で振り向きながら・・・。

 「ア~ラ!、ごめんなさぁ~い!」

 と、爽やかに、実に爽やかに言ったんです・・・。

 この爽やかさは、私の文章力では表現できない程の実に感じのいい素晴らしいものでした。とってもステキな笑顔でしたよ。

 ス・ミ・マ・セ・ン、と縮こまりながら、何とも申し訳なさそうに小さな声で言うのとは違うんです。それどころか、実に明るく、晴々とした表情で、堂々と言ったんですね。籠が人の顔に当たりそうになることが分かっていて、その時にはこういう言葉を言うことが決まっている・・・と、まるで映画の撮影シーンのような感じでした。

 もうちょっとで籠が当たりそうだった私の方ががびっくりして危険を感ずるどころか、あまりの爽やかさに、逆に、とっても楽しくなっちゃう程でしたから・・・。

 今思っても、これは実に不思議な体験でした。 

 そう、不思議・・・としか思えない体験でしたね・・・。

 アッパレ! 爽やか笑顔の振り向き美少女!(笑)

 お陰でその時、少し落ち込んでいた私の気分がスカッ! として気持ちを明るく持ち直すことができたんです。イエ~イ!

 ありがとう! 爽やか笑顔の振り向き美少女!

 10歳ぐらいのこの美少女も、私を勇気づけるためにここで出会うことが生まれる前から決まっていたかも知れませんね・・・。

 だんだんと、本当にそんな気がしてきました・・・。(笑)

 

 写真は、昨夜のトミスケです。

 昨日は、雪が降ってとっても寒かったですね。

 出かける時、車椅子にじっと座っているのは寒いから・・・ということで、masa が帽子とマント?を買ってきてくれました。写真には写っていませんが、レッグウォーマーや手袋も・・・。早速それを身に着けてお披露目で~す。 

 どうです? 夕食も終わって、とっても満足そうでしょ?

 こちらは、爽やか笑顔の振り向き美少女!ではなく、90歳間近の

 まん前向いてるニッコリ笑顔のトミスケばあちゃん! (笑)

 

 母トミスケは日に日に回復しますます元気に。言葉などは入院前以上に活発です。分かる言葉が多くなっているんですよ。

 デイサービスセンターの皆様には、本当に感謝しています。

 お読みいただき、ありがとうございま~す。 (toshi)

コメント (2)

「神との約束」 はづき 虹映さんの詩に感動!

2009年12月19日 | 感動

      神との約束

 

        私が生まれるずっと前 

        私は 神と約束しました

        この時代の この国に 

        このお母さんと このお父さんの        

        子供として生まれてくることを

 

        私が生まれるずっと前

        私は 神と約束しました

        この人と出会って この人と友達になり

        この人と喧嘩をして この人と過ごすことを

 

        私が生まれるずっと前

        私は 神と約束しました

        ここで泣いて ここで笑って 

        ここで傷つき ここで癒され

        そして ここで死んでいくことを

 

        私が生まれるずっと前

        私は 神と約束しました

        あんなこと こんなこと 

        そんなこと いろんなことを  

        たくさん たくさん 約束しました

        なのに私は すっかり忘れていました

        私が生まれるずっと前

        あなたと今 

        ここで出会う約束をしていたことを

                  - はづき 虹映 -

 

この詩は、はづき虹映さんの著書「2週間で一生が変わる魔法の言葉」に付いていたCDの最後で、はづき虹映さんご自身が朗読されていたものを聴き写したものです。そのため、詩の中の漢字使いや間、行変え等は、私が勝手に行ったものですのでご了承願います。

 

この詩を昨日聞いた時、珍しく鳥肌が立ったような感動を覚えました。

人間の一生って、こういうことらしいよ・・・という話は、結構いろんな人からの情報で知識としては持っていました。でも、この様な詩になったものは初めてでしたので、ぐっと心に響いたんでしょうね。

認知症になった母との現在の生活。

10年ほど前に動けなくなった父の看護。そして、15年ほど前から認知症が出て、今では車椅子生活ともなった母の世話をしている妻。まるで私の両親の世話をするために嫁いできたようにも思えます・・・。

これらは、実は生まれる前からの神との約束だった。

う~ん・・・。

そう思えるか思えないか・・・。

これが、どんなことがあってもハッピーに生活出来るか、それとも苦悩の生活になるかの分かれ目なんでしょうね。

toshi の場合は、さあ、どっち?(笑)

 

それともうひとつ。

母が、自分が認知知症になることを神と約束してこの世に生まれて来ていたとしたら、果たしてそれは何のためだったでしょうか? そのことを考えると、やっぱり母に感謝することしか思いつきませんね。

何故かと言えば、母はそのことで自分自身も何かを学んでいるとは思うのですが、それともうひとつ忘れてはいけない大切なことがあるんですね。

その大切なこととは・・・。

母は自らが認知症になることで、私たちに多くのことを学ばせている・・・。

そう思えて仕方がないからです。

 

お読みいただき、ありがとうございまぁ~す。(toshi)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

見方を変えたら、認知症介護もこんなにハッピー!

ウエブサイト 認知症介護の見方を変えよう! https://happykaigo.jp/

コメント (2)