雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

黄梅院2

2007年12月03日 | 京都散策
通路を進むと
直中庭が見えてきます

       

大書院南側の庭園
直中庭は秀吉の命で、千利休が作庭したと伝えられている枯山水庭です
千利休62歳のときの作

庭園には秀吉の希望により瓢箪型の枯池があります

    

千利休絶頂期の作庭

和泉の国堺の商家の生まれである千利休
若い頃より茶の湯に親しんだそうで
北向道陳、武野紹鴎に師事
堺の南宗寺に参禅したこともあって、本山である大徳寺との縁もあったとのこと

彼が世に出ることになったのは、織田信長が堺を直轄地とした時
信長の茶頭として雇われたのがきっかけ

信長の死後
豊臣秀吉に仕える事となった千利休
北野大茶会を主管する等、秀吉の信任を得たのが彼の終生最良の時となります

    

秀吉の勘気に触れ、切腹を命じられたのは70歳の時
諸説はあるものの、切腹の本当の理由は不明
秀吉の私怨なのかそれとも違う理由があるのか

    

そんなことを考えながら庭園を眺めました

    


        

本堂前庭は

        

破頭庭

    

簡素ですがなかなかに趣きがある庭園です
この庭園では係員の方の説明が聞けます
雪だるまも暫し係員の説明に耳を傾けました

    

本堂をぐるりと回ると、

        

本堂北には作仏庭

        




        

黄梅院どこを見ても絵になる場所です
特別拝観でしか見ることが出来ないのが残念
春と秋の特別拝観

        

是非とも四季折々を眺めたいものです

        
コメント (4)
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