金戒光明寺の散策

大方丈と方丈庭園の散策を終え
金戒光明寺から真如堂へと向うことにしました

真如堂までは墓を抜けていきます

御影堂から出て、文殊塔方面へ

　　　　　　　　

ここは新撰組とも縁深い寺



幕末の京都
暗殺が日常化した人の心も錆びれた時代
手がつけられない街

それが幕末の京都

文久二年に徳川幕府は対策を打つことになります
新しい職制を作り京都の治安維持に当たらせることにしました
京都守護職
これが新しい職制の名前

　　　　

会津藩主松平容保がその職に付く

京都に入った松平容保が本陣に選んだのがこの金戒光明寺
京都守護職は京都所司代・京都町奉行・京都見廻役を傘下に置いた組織

幕臣によって結成された京都見廻組も支配下となっています
ところがこの、京都所司代
あまり役に立たない組織

仕方なく会津藩士のみでの見回りを開始しますが
とても京都中は手が回ない
そこで、守護職御預かりとなった新選組にも治安維持の命が下ったという訳

　　　　　　

新撰組といえば
「誠」の文字で知られる集団
幕末の
時代の過渡期にあって
世に名を残すこととなった浪士集団

尊攘激派浪士達による不逞行為の取り締まり
市中警護

避けられぬ未来を彼らはどう感じだのでしょうか

　　　　　　　　

松平容保に率いられた会津藩士の墓はありますが
この寺に新撰組の墓はありません

　　　　

時代の皮肉


西雲院に至るともうすぐ真如堂

　　　　

境内を越え

　　　　

紅いもみじが見えたら
ほうら

その先が真如堂