妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

お金の行方。

2007年07月13日 | 読書
多いときで、毎月、
少なくても四半期に一回は最低でも、
新宿の喫茶店か、六本木一丁目、御苑前に出かける私にとって
お財布から出たお金の流れが、この先どうなっているのか
そんな興味から手にとって本が、
角川書店「「夜のオンナ」はいくら稼ぐか?」 門倉貴史著 です。

風俗、あるいはアンダーグランドの経済について著者の関心がm
途上国経済の研究に端を発していることは
巻末の著作集からも容易に想像できます。
しかしながら、夜のオンナの方が従事されている
細かな業種の違いと、それぞれの経済活動に対する深い考察は、
経済学に対する関心と同じくらいか、
それ以上の、著者の関心の高さが、その精細な分析から
窺い知ることができます。

結局のところ、合法的であれ、非合法的であれ
その職業の歴史が、最古のものであれ、最新のものであれ、
金銭の授受は、経済活動に密接に繋がっており、
それぞれの業態を明らかにする方法として、
お金の流れを中心に考えるのも、一つのアプローチだと
改めて確認しました。
夜のオンナの方が働く、それぞれの業態について
ガイドブックとしても楽しい読み物です。
が、それ以上に、
この産業だけでなく、社会が抱えている問題についても
考えを深める一助になると思います。

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