妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

いくつかの叶った夢、 数え切れないほどの忘れ去った夢、 平凡だけど、悪くはなかったと思う日々。 変わりのないことを嘆くのでなく、 変わらないことに安堵する、 でも、目を開ければ、小さな様々なことが変わっていく、 そんな小さな変化を言葉に綴り、 週末には酒を飲み、 日々、恥ずかしい妄想を、写真とともに、更新する。 そんなブログなのです。

まさか消費税込みの値段で

2016年04月30日 | QOL

初めて出会った藤田の絵は、猫

一冊の本が出来るくらいに、多くの猫を描いた画家

もう終わってしまったけれど、百貨店で消費税込みの値札付きでの作品展

思わずケタを数えてしまう。

もちろん、8ケタのリトグラフは、良いなって思っても手がで無いけど。、

三年、呑みに出かけるのは我慢すれば、手に入るモノもある。

落語「紺屋高尾」の主人公久蔵さんが花魁の高尾に逢う為に、

仕事に精を出した年月よりも、短いかくらい、

 

とはいえ、部屋を見回してみて、藤田の絵を飾る場所などどこにもなくて、

それ以上に、三年なんか、とても辛抱できない。

 

でもさ、どっちが心のバランスに良いのかな、

動かない藤田の猫と動く二本足の猫。


雨の日の薔薇園

2016年04月29日 | 季節

我が家の薔薇にも花芽が育ち始めたこの頃、

赤坂薔薇園はどうなっているのかと、雨の日の昼休み、傘を差して昼休みのお散歩。、

蕾は大きくなっているけど、咲いている株はまだ少なく、

この分だと、ゴールデンウィーク明けぐらいかなって、感じ。

雨に濡れた花も、しっとりとして、味わいのあるものです、

 

こんなお酒を呑んでいます vol 17

2016年04月29日 | お酒

明日からゴールデンウィーク、十連休の人も多いと、

残念ながら、暦通りの、多分それ以上にちょっと仕事をしないといけない。

会社に出かけなくても、自宅でもほぼ同じネットの環境で出来るのが救いかも、

あとは、呑み過ぎに気をつけなければ、そんな心配はいつものことだけど、

今は、いままでになく、まるでお正月みたいな数の四合瓶が冷蔵庫のなかに、

だから、いつになく深刻な悩みかも、、

黒龍酒造株式会社 福井県吉田郡

黒龍 吟十八号 吟醸 生貯蔵酒

原材料名 :米 (国産)、米麹(国産米)・醸造アルコール

精米歩合 :55%

アルコール度数 :15度

福井県産五百万石 100%使用

冷蔵庫から出したばかりなのに、お酒の香りが、さっぱりと、締まった味。

さっぱりとした口当たりと、15度って、低いアルコール度数から、杯が進んでしまう。


哀しいお話

2016年04月24日 | QOL

LGBTって言葉が語られるようになっても、最初の三つ文字への偏見は薄れたものの、

いまでも、最後の「T」には誤解と偏見が残り、生きていくのが難しいのに、

物語の舞台は、80年前。 これら四つのすべてが、精神の病だとしか診断されなかった時代のお話です。

リリーという本当の自分を取り戻す前の彼が描いた作品には、寂しさと哀しさに満ちています。

それは、題材にした彼の故郷の風景が理由だけではないような気がします。

 

映画の冒頭、初めて女性の衣装を身体に当て、ストキングを足に通す場面があります。

そして、下着を手に取る、その時、心が何かザワザワと揺れる気持ち、他人事のように思えない

とても懐かしい想いが甦ってきました。

男性に、恋愛の対象として見られること、心が弾む気持ちを止めることはできません。

男性との遭遇で、突然流れ出てしまう鼻血。それが男の生理現象であるが故に、彼女の寂しさを表しています。

 

彼女を支え続ける奥さんは、彼女をモチーフにした絵で画家として頭角を現し、

反対に、女性への道を歩み始める事で、画家としての将来を捨てていく、

その対比がまた、自らの性別の違和感を解消したい気持ちの強さを示しています。

愛した男性が、自らが愛した人とは違う人に変わって行く、それでも支え続ける女性の強さに、心打たれました。

自らの性別に違和感を持つ夫を支え続けた女性を演じたアリシア・ヴィキャンデルが

アカデミー助演女優賞を取った映画です。

もちろん、リリーを演じたエディ・レッドメインの演技もすばらしいものです。

 

私についていえば、身体の性別と心のそれに違和感はありません。 

でも、女性の服に憧れ、女として愛されたいと気持ちが心の隅にあるゆえに、共感できるところもあります。

ただ、本来の自分を取り戻す道を選んだことで、大切な人の今ある、そして望んだ幸せへの道を閉ざしてしまった。

それにもかかわらず、その人に頼り切ってしまっている、リリーの自分本位さに違和感を感じたのでした。

 

好きになった相手が、好きになった時と、あるいはその理由が失われていく。

リリーの場合は、それが性別というとてもドラスティックな事だけど、

そうでなくても、人と人との関係において、けっして珍しいことではないと思うのです。

そんな時、変わってしまった相手を、前と同じように愛せるのかが、この映画の本当の主題なのかなと、

あらためて、感じています。


緑の洪水

2016年04月24日 | 季節

楓の葉が美しいのは秋だけでないことを知ったのは、去年の春のことでした。

丹沢の山のなか、林道をテクテク歩いている時に目に飛び込んで来た新緑のそれでした。

 

楓だけでなく、冬に葉を落す木々の、そう、例えばイチョウのそれも、

とても眩しく輝いています。

もちろん、常緑樹の葉も、

 

そんな散歩のさなか見つけたのが、冒頭の写真、

楓の花です。

どうしても葉に目が向いてしまうこの木にも、花が咲き、実が成り、種を作ります。

いままで、気が付かなかったことですけど、

こうして、新緑の色を愛でる事を知って、花の形を知りました。

 

 

 

 

 

シトシト雨に濡れた木々の葉は、

ちょうど、青柳と蒼色の間ぐらいでしょうか。

目に優しい景色が街にあふれています。


こんなお酒を呑んでいます vol 12.1

2016年04月24日 | お酒

春も深まって、夜の寒さも、お湯の力無しで過ごせるようになりました。

お湯の代わりに、氷で少し身体を冷やしたい、そんな日々です。

今年最初のロックのお芋さんは、

さつま無双 株式会社 鹿児島県鹿児島市

もぐら 荒濾過 土竜 「できたてほやほや 2015」

アルコール分 25度

原材料 さつまいも、 米こうじ

ブレンダー 松元 太

封を開けたのが、丁度一か月前、桜の花が咲き始めた時期でした。

先週、見ごろだった図書館の八重桜も、、

今週は、葉桜へと姿を変えていました、

春が日一日とその色を濃くしています。

 

閑話休題、お酒の話

ロックにしてみて、少し甘さを感じる、

「発展途上」と「青二才」と造り手が称するけど、

人の青二才と違って、優しい甘さ。

もちろん、家の瓶の中で、成長が、熟成が素人の舌で分るとは思えないけど。

この子の優しさは、お湯の温もりには、合わないかもしれない、そんな風に思うのです。


一足遅れ

2016年04月23日 | 季節

確か、先々週、下見に出かけた時には、ほとんど咲いていませんでした。

そろそろ見頃かなと思って出かけてみると、残念ながら、盛りは過ぎて、

花を切り取ったあとばかり、ちょっとばかり出遅れてしまったようです。

それでも、チラホラと残る花は見事でした。

去年はどうだったのかと思って探してみると

ちょうど、同じくらいの時期には、盛りを過ぎていたようです。

今年の春は、ゆっくりとやって来たのに、進むのが早いと思ったのですが、

いえいえ、いつも通りの季節の進み方のようです。

ただ、昔に比べて、数週間早くなっているのは間違いないようで、

もう、藤棚の薄紫色の花が盛りを迎えていました。

 

もうひとつおまけ、


こんなお酒を呑んでいます vol 16

2016年04月23日 | お酒

所用で、銀座へ、

数寄屋橋の交差点に出来たTOKYUPLAZA(東芝ビルの跡地)の通りの向こう側、

ソニービルの並びのビルに行列が、見上げると「熊本館」の文字、

これも、支援の一つなのだと思いながら、

さてさて、私には何が出来るのだろうかと、、、お酒を呑みながら思案中、

相談相手は、

千葉県いずみ市 木戸泉酒造株式会社

木戸泉 PURE GREEN

2015BY 山田錦 無濾過 生原酒

アルコール分 16度(原酒)

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)

精米歩合 60%

原料米 山田錦100%(兵庫県産)

 

最初のラベルを見た時、茨城のお酒だと思ったのは、木戸が、水戸って見えたから、

それがファーストコンタクト。 手に取ると、千葉のお酒。

ちょっと個人的な(家系の)理由で、、、手が伸びなかった。

とはいえ、頼っている店主のおススメだから、初挑戦、結果は、

 

 

 

スパイシーな味。でも、深い旨味がある。

例えば、チョコレート。 その甘さが元の甘さ以上の味を感じさせるお酒。

甘さだけでなく、チーズのコクも、増幅してくれる、魔法のようなお酒。

問題は、さっぱりしているから、サクサクと呑めること、

料理を楽しむ前に、木戸泉の力強さに押し出されそうです。

 

追記

お酒の体温があがってくると、甘さが甦ってくる、

「スパイシー」なんて言葉は、相応しくない。

部屋の温度との違いが、これほどに、味を変えるなんて、凄い不思議。

どっちが好きかは、難しい、、、っていうか出来ません

 


きがつけば

2016年04月20日 | 季節

今年の春は、はっきりしない天気が多く、お花見も曇り空の下ばかり、

とはいえ、最近、爽やかな新緑の向こうに、青空が広がることもあり、

ようやく、春になったなって、思っていたところなのに、

早いもので、二十四節気の春の最後の節気になってしまいました。

 

予報では、明日の夕方は、傘マーク。

まさしく、穀雨の雨になるのでしょうか。


Sakura 桜 櫻 さくら

2016年04月17日 | 季節

ソメイヨシノが葉桜へと衣装変えをしはじめると、世の中は「さくら」の話題が消えていきます。

そう、始まりと同じ、開花宣言があって、桜の花の話題が上がるのですが、

でも、そんころは、ヒカンザクラが見ごろを迎え、もっと前には冬桜が、咲いているのに、、、、

 

丁度今頃、八重桜が見ごろを迎えています、

赤坂、弁慶橋から、紀尾井町方面へ、清水谷公園の前あたりの八重桜の並木は

都内でも、数少ない八重桜の名所です、

それに、そこここにサトザクラの花が、園芸種だけに、それぞれに銘があります

例えば、これは、ウコン。 

そして、これが楊貴妃

ちょっとしだれ桜を見逃したのが、この春の残念なことですが、

週末通っている図書館、元は小学校の校庭だった場所の片隅に、

一本だけの八重桜が見事な枝ぶりでした、それが、この最初の写真、

同じ八重桜でも、時期や場所、ひょっとすると木の種類によって

様々な色があることが分ります、

ソメイヨシノが可憐な花ならば、

八重桜はポッチャリした可愛らしい花なのです。

 

とはいえ、その八重桜も、今日の強い風で、見ごろもお仕舞いかなと、、


こんなお酒を呑んでいます vol 15.1

2016年04月17日 | お酒

区の防災気象メールの着信音、テレビの速報が絶え間なく流れて来る、

九州の方々心労を察するに、能天気にお酒を呑んでいても良いのかと思うのですが、

特別な技量もない一般ピープルが出来る事といえば、平常な日々を過ごすことかと、

阿蘇の回りの、肥後、豊後といえば、美味しいお水の、そう、お酒とお芋さんが名産、

少し落ち着いたら、あのあたりのお酒をお伴にすることで、役に立とうと思うのです、

そう言えば、今週のお酒、中越地震で被害の大きかった場所に近い蔵元さんでした、

 

新潟県上越市 新潟第一酒造株式会社

特別純米 山間(やんま) H27BY6号中採り直詰め 

原材料名/米(国産)・米麹(国産米

アルコール分/17度

精米歩合/60%

製造年月日 28.4

 

今晩は、趣向を変えて、冷蔵庫から直接、温度調整無しに、

冷たい分だけ、味がしまっている、甘さがキリッとしている感じ、

同じ瓶のお酒でも、温度によって表情が変わる、

それを探すのも一つの楽しみ、

もちろん、生酒だから、封を開ける事で、多少の発酵が進み、味の変化も、

昨日は感じなかったけど、後味の、切れの無さに趣を感じているのです。

さっぱりとして男らしいお酒、でも、その後味のダラダラしたところも、男らしさかも。


こんなお酒を呑んでいます vol 15

2016年04月16日 | お酒

限定品とか、お一人様一本限りなんて宣伝文句に弱いのが人の世の常、

弾けているバブルの飛沫が微かに当たったた二十代を過ごした私には、強い殺し文句。

ましてや、列挙してある銘柄が、悉く美味しいお酒ならば尚のこと、

その中で、まだ試してみたことがなかったのが、

新潟県上越市 新潟第一酒造株式会社

特別純米 山間(やんま) H27BY6号中採り直詰め 

原材料名/米(国産)・米麹(国産米

アルコール分/17度

精米歩合/60%

製造年月日 28.4

「H27BY6番目の仕込みとのこと、

その仕込みの、搾っている最中の中採り部分を直詰めした

特別純米酒 無濾過生原酒」と、裏のラベルにある。

お酒の温度を室温に近くしたけど、香りは少ない、

でも、一口呑むと、さっぱりとした素直な甘さが、広がる。

また一つ、追いかけてみたいお酒が増えてしまった。

 

ほんの少しのアルコール度数の違いだけど、

身体への影響が数字以上の違いがある気がするのは、気のせいかな。


なんとまあ、、

2016年04月10日 | 季節

多分、大きな鉢の下だから、見えないところに幾許かの土が、

そこに根を伸ばして、スミレが育ち、花を咲かせています。

どんな場所にでも、そこに可能性があるならば、試してみる。

なんか、野の草花の力強さを感じるのです。

 

それに、このスミレ達、

いまでは、軒先の彼方此方に根を張り、

そのうちいくつかの株は鉢に植えたのですが、

何処からともなく、いつの間にかやって来て、自生し始めた子なのです。

自然は、本当に力強いものです。


桜色の絨毯

2016年04月10日 | 季節

川面には、花びらが、遊歩道にも、、花びらが敷物のように、、

風に吹かれて、あるいは、そうでなくても、白い花びらがハラハラと舞っています。

人と比べれば潔さでいえば、はるかにさっぱりとしていますが、

それでも、後少し、ほんの少しでいいから、咲いていたい。 そんな声を感じるのです。

散ってしまった空間を、新緑の緑が埋めていく、

光の加減によっては、薄緑色の桜も、、

花を眺める人も減り、静かになった遊歩道が、好きなのです。

 

 

定点観測のように同じ場所で、ほぼ同じ枝を、

こんな風に逆回転してみると、

肌寒く、桜の花を待ちわびた日が懐かしく、

 


こんなお酒を呑んでいます vol 14.1

2016年04月10日 | お酒

新年度が始まって、土曜日の生活パターンに変化があって、

なるべく、土曜日の朝は、お酒が残らないようにと、習慣を変えようとしている、

それだけが理由じゃないけれど、呑めなかった、昨夜のお酒に、もう一度、挑戦。

少し長めに常温で、熟成をしてみた、、

山口県宇部市 株式会社 永山本家酒造場

純米吟醸山田錦 中取り 貴 無濾過生原酒 

アルコール度数 : 17度未満

原材料名 : 米 (国産)、米こうじ(国産米)、 山田錦 100%

原料米 : 山田錦 100% 

精米歩合 : 50%

製造年月日 : H28.02A

 

封を回すと、シュワっと音が、甘酸っぱい香りと共に、

この瞬間、お酒のご機嫌そうなお酒の顔が思う浮かぶ、

口に含むと、豊かな甘さが、口いっぱいに広がる、昨日感じた酸味はどこかへ消えたみたい。

もう何回この失敗、間違えを繰り返したことか、

おおまかな傾向はあるとはいえ、

蔵元の、もちろん、同じ蔵元でも、お米の種類、呑む季節、そして、呑み手の体調。

それらすべてが影響して、最適な温度があるわけで、

この子は、今の季節ぐらいの温度が好いみたい。

既に、そのことに気が付いていたから、昨夜は呑む量を押さえたってこともあるのですが。

そしてもう一つ、チェイサーは冷たい方が、良い、体も意識もクリアーにリセットされるから。

 

ここまで書いて、もう一口、

すると、単純な甘さではなく、ちょっと甘酸っぱく、

無濾過の生原酒って、ほんとうに生き物だから、クルクルと表情が変わる、