都心3区の桜は満開って、
それは、明日にでも、あるいは、月曜日になればわかること、
でも、日が陰ってからの寒さは、
満開のそれとは、違う寒さのような気がする。
ここいらでは、
辛夷の花が満開から、そろそろ店じまいへ、
明るい日差しの下の白い花も眩しくて、綺麗だけど、
曇り空、いいえ、外灯の薄明るい光に浮かぶ姿の方が、
私は、好きなのです。
ちょっと夜桜を観に出かけるには少し肌寒い夜、
お伴にお願いしたのは、
京都市右京区 羽田酒造有限会社
京都北山 初日の出 純米生原酒 あらばしり
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合:60%
アルコール度数:17.5度
製造年月:18.03
この時期のお酒は、一晩だけでも、
改めて開ける時、シュワシュアの音がする、
無濾過で、元気の良い酵母クン達が、活動した証。
温度の違いなのか、少しだけ甘さが隠れている。
その分だけ、日本酒らしさ、
それを旨味というのかもしれないけど、
それが深まった感じ。
流石に寄る年波には勝てず、
だんだん二日酔いの臨界点が低くなっているこの頃、
一日とはいえ、時に経過を楽しむのも、
怪我の功名と言えるかもしれない。
今降っている雨が止めば、暖かさが戻ってくると、
とはいえ、今夜も冬が戻って来たような寒さ。
ストーブに火を点け、冷やしたお酒をいただく。
今夜は、
京都市右京区 羽田酒造有限会社
京都北山 初日の出 純米生原酒 あらばしり
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合:60%
アルコール度数:17.5度
製造年月:18.03
優しい口当たり、店頭販売の蔵元の方とした、
「男酒と女酒」の話が混乱してしまう。
確か、伏見の方が、女酒だったと、、
伏見よりは、水の硬度が高い、
お酒の味わいは、酵母さんの醸す「味」だけでなく、
そのお酒の「お水」の味も、大切なのだと、
それによって、口当たり、舌触り、喉越しが、全く違う。
もちろん、月日による熟成も、味に影響を与えるのですが。
しぼりたて、無濾過で、
若いお酒なのに、棘がなく、優しい舌触り。
杉の木を渡る冷たい風の音、その香りを感じるのは、
ラベルの記載されているの故ではないかも、
蔵元さんのサイトには、酸味の記載があるけれど、
酸味よりは、口当たりの良さと甘さが際立っている。
スムーズな喉越し、さっぱりとした後味は、
蔵元さんの口上通り。
雨降り日、傘をさしていつもの散歩道。
気になっていた彼岸桜も、ちょうど見頃。
雨に濡れ、静かに咲いている。
午後にはやんだけれど、
どんどんと気温は下がって、
明日はお彼岸の中日だというのに、冬に逆戻り。
暖房の部屋は、冷えた飲み物もいいけれど、
冬の季節の名残を惜しんで、温かい飲み物を、
鹿児島県 鹿児島市 鹿児島酒造株式会社
kagoshima 20
原材料名:甘藷、米麹(タイ産米)
アルコール分:20度
ほぼ一ヶ月の間が開いているけれど、
味に大きな変化はなく、優しい甘さはそのままで、
心を癒してくれる度合いも同じ。
残った量は、無理をしても、、余るくらい、
ゆっくりと、新しい出会いを楽しむことに、
何十年ぶりかの春休み。
水曜日が祝日なのをいいことに、
月曜日、火曜日と休みをとって三連休。
ちょうど、ここから帰って来たから、
なんとなく盛大な春休み。
でも、なんとなく、盛大に呑む気持ちになれないのは、
まだまだ、ワークライフバランスが、上手に出来ていないのか、
あるいは、出先での出来事のトラウマの故か、
手元には、美味しいお酒が一升瓶に、
それも、昨日、今日と二日分に丁度良い量が、
滋賀県東近江市 喜多酒造株式会社
純米酒 気楽長
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合:65%
アルコール度数:16度以上17度未満
肌寒いとはいえ、彼岸の入り。
常温よりは、少し冷たくして、
部屋の温度に馴染んでくるまでの味の変化を楽しむ。
冷たくても、まろやかな甘さは、そのまま。
その味は、温度が変わっても、変わらず。
昔、可愛い子は何をしても可愛いと、
お酒もまた、同じ事で、
美味しいお酒は、どんな温度でも美味しい。
もちろん、それぞれに得手不得手はあるけれど、
タバコを変えてから、
いわゆる、加熱式のタバコにして、
味覚が格段に変わったような気がするのです、
それゆえに、こうしたお酒も楽しめるようになったと、
ラーメンのスープとか、蕎麦やうどんの汁の味が格段に変わったのです。
鹿児島県 日置市 西酒造株式会社
houzan perilla (宝山ペリーラ)
原材料名:薩摩芋(鹿児島県産黄金千貫)・米麹(国産米)・赤紫蘇
アルコール度数:20度
前回は、お湯で和ませたのだけど、
今宵は、アクアwithガス、そう炭酸水で、
思いの外、これが良いのです。
紫蘇の味が炭酸の泡と口の中で踊る。
シュワシュワの刺激で味蕾が活性化されるのか、
それとも、昔ながらのタバコをやめて、味覚が敏感になったからか
紫蘇の味を以前よりもずっと味わえる気がするのです。
ふと立ち寄った酒屋さん。
棚に並んだお酒の瓶、それぞれに魅力的なのだけど、
もう一つ心に響くものが無い。
そんな時は、次の出会いの機会を待つことにして、お店を出る。
今宵は、どうしても、冷やのお酒を頂きたい気分。
この季節、吟醸や、大吟醸の新酒、生酒、無濾過のお酒が出回る頃だから
ふと、馴染みの酒屋さんのサイトを見ると、「新製品」の文字
そして、入荷は、「三月中旬」と、
夕刻、サイトにアクセスしてみると、
写真が更新されている。
福岡県 大川市 若波酒造合名会社
若波 純米吟醸 山田錦 生酒
原料米 : 米 (国産)、米麹 (国産米) 山田錦100%
精米歩合 : 55%
アルコール分 :15%
製造年月 :2018.03
口に含むと、甘さが口の中に広がる。
若波の特徴の「酸味」は、まだ眠ったまま、感じるのは気配だけ。
冷蔵庫から出したばかり、楽しむには、丁度良い冷たさ。
いい歳したおっさんが、
一人PCに向かって、文字を起こし、ニンマリと、満面の笑みを浮かべている。
考えるだに気色悪いけど、そうさせてしまうほど、美味しいのです。
確か、山田錦で醸したお酒は初めてのはず。
これは、大当たり。