妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

いくつかの叶った夢、 数え切れないほどの忘れ去った夢、 平凡だけど、悪くはなかったと思う日々。 変わりのないことを嘆くのでなく、 変わらないことに安堵する、 でも、目を開ければ、小さな様々なことが変わっていく、 そんな小さな変化を言葉に綴り、 週末には酒を飲み、 日々、恥ずかしい妄想を、写真とともに、更新する。 そんなブログなのです。

お月さま

2015年10月25日 | 季節

十三夜の月は、思いのほか早く空に上がって来るのです。

夕方、五時過ぎには、東の空、もう、ビルの上に顔を見せます。

十三夜の月、後のお月見。

今年最初の木枯らしの吹いた翌日だから、

頬にあたる風が、少し冬を思わせる、

冷たい、ちょっと痛さを感じる風でした。

 

一瞬見ると、真ん丸に見える月、

でも、よく見ると、左側が掛けている、

そんな歪さがこの月の良さなのです。

 


圧倒的な迫力

2015年10月25日 | QOL

きっとこれは、竹橋にある国立近代美術館の倉庫。

整然と納められた絵画のなかに、

この美術館の所有ではない、幾つかの作品があります。

「無期限貸与」という形で、保管されている作品。

第二次大戦後、GHQに接収され、その後里帰りして、

ここで静かに眠っている絵画なのです。

 

昨今、この「戦争画」と呼ばれる作品について、

語られるようになりました。

そのなかでも、もっとも注目されているのが、藤田嗣治の作品。

今回、近代美術館に所蔵されているすべての作品、

つまり、藤田の戦争画のすべてが公開されています。

 

初めて、藤田に出会ったのは、「猫」の絵、

なんともひょうきんな猫の表情と動きを描いた作品でした。

そんな藤田からは想像できないのが、

戦場の場面を切り取った、戦争画、

戦意高揚の為に描かれることが多いとされるけれど、

彼の絵、とくに敗戦色の濃くなった時期の作品からは、

戦争の悲惨さばかりを感じるのは、

70年を経た年月の故なのでしょうか。

 

その意図はともかく、戦争画という世界のなかで、

藤田の作品のいくつか、

例えば、アッツ島、ブギテマ、サイパンなどを題材にした作品は、

日本だけでなく、世界の美術史に残る作品だと思うのです。

絵の持つ力が、圧倒的な圧力になって、

その前に立つ者に何かを語りかけて来ます、

それは、決して、戦意高揚ではなく、

悲惨さ、残虐さ、人を鬼にしてしまう怖さです。

 

大きく宣伝されている企画展ではなく、

語られる事が少ないのですが、

これからも見る機会が限られた作品、

藤田という画家を知る意味でも

是非、怖い藤田の世界を知って欲しいのです。

 

話は、変わって、個人的な発見のことを、

同じ日、春画展にも出かけたのですが、

その時に見た、春画の肌の色が、

藤田の特徴であった、「乳白色の肌」の色に似ていると、

技法はともかく、その色のルーツは、浮世絵にあったのかもしれない。

二つの美術展を続けてみて、そんな発見をしたのでした。


こんなお酒を呑みました-焼酎編

2015年10月25日 | お酒

お酒って、焼酎も、自然の恵みだから、

たとえ、同じ蔵元さんの作品(絶対に商品って言いたくない)でも、

造った歳、時期によって、味は様々に変わるはず、

飲む人の、体調、気持ちによっても、時々移ろっていくもの、

私の、次の週末夜会のお伴を選ぶ参考のために、

ツイッターで流れて見失ってしまうつぶやきより、

時代遅れのブログで、残しておきたいと思って作った。

まさしく備忘録、そのものです。

お気に入りの酒屋さん、居酒屋に行った時の

偉そうに語っている、「おっさん」の

聞き苦しい蘊蓄話みたいなものです。

 

ラグビーを堪能して、もう二時、

さすがに、この時間に新しいお酒を呑むのは、遅すぎるから

百姓百作 「紅はるか」 熟成古酒を、

なにやら木枯らしみたいな風の吹き方、

お湯にしようかと思ったけど、ソーダ割りにて、

時間が経ったからなのか、ソーダ割りだからか、

ちょっと、香り起ってこないのが寂しい、

でも、柔らかな味に、ソーダの刺激が程良くマッチしている。

2015.10.24記

 

呑み方を変えるタイミングを図っているこのごろ、

とりあえずは、ロックで、

今になって、ソーダがないことがちょっと残念。

とはいえ、お芋さんの香りが楽しい、今宵のお伴は、

株)霧島町蒸留所 鹿児島県霧島市

百姓百作 「紅はるか」 熟成古酒

やわらかい、クセの少ない、やさしいお芋さん。

ロックだと、香りの立ち方がすくないけど、

ストレートだと、それなりに、

きっと、お湯割りにすると、ふくよかな香りが立つはず。

美味しいお芋さん。

それに、BBCの音声のワラビーズとウェールズの試合。

素敵な、土曜日の夜。

2015.10.10記

 


午後になっても、気分が回復しなかった、

これは、ヤバイかもと心配した所、

お芋さんの瓶の残量を見て、すべてが納得。

まあ、あれだけ呑めば、体調悪くなります。

瓶の底にほんの少し残った、「甘えんぼう」さんをロックで、

月を愛でながら、チビチビと、

週末宅呑みの、延長戦、

年に一回のお月見の時期だから、

ようするに、そのくらい美味しいお芋さんだったてこと、

 

秋の真ん中の月、そのまた真ん中が、中秋。

旧暦でいえば、7月から始まる秋、

その真ん中の月が、8月、

折り返しが15日ということから、

秋の真ん中のお月さまを中秋の名月、

あるいは、旬を迎える作物代表がお芋。

その名をとって、芋名月と呼ぶこともあるそうで、

それにちなんで、今日はお芋さん

すき酒造株式会社 : 宮城県小林市

やきいも焼酎 甘えんぼう

原材料        :さつまいも(紅はるか)、 米麹 (国産米)

アルコール度数 :25%

製造年月日    :平成26年度 秋 製造

 

ロックで、ソーダ割りからか、

香りはそれほど立ってこない、

でも、優しい甘さが口の中に広がり、

名前の通り、甘えんぼうさんに相応しいお酒。

濃い目の山羊のチーズのくどさを、

簡単に洗い流して、その味を引き立ててくれる。

「甘えんぼう」とは言え、底力を秘めたお酒。

 

「平成26年度 秋」の製造だから、去年の秋。

だから、蔵元さんのサイトでは、販売中止になっている、

リンク先には、販売中止ってあるから、

復活してくれると良いな。

もちろん、他銘柄も機会があれば、試してみたい。

 

明日で長い連休も終わります。

結局、連夜の呑んでしまった。

最後は、お芋さん、

別名、芋名月と呼ばれる中秋の名月にちなんで、

詳しくは、当日、芋名月の日に、

 

 


間が空いてしまったけれど、残しておいた、焼酎を手にとってみる。

 

佐多宗二商店 :鹿児島県 南九州市 頴娃町(えいちょう)

赤屋根製造所 本格焼酎 晴耕雨読 XX(24) 

原材料        :黄金千貫 (南薩摩産) 米麹 (タイ産米)、米(国産)

アルコール度数 :25度

製造年月日    :150424

久しぶりに30度近くまで暑くなった日だから、ソーダ割りで頂く。

とはいえ、夜半も過ぎると、虫の音が大きくなり、

開けた窓からの空気も、すこし肌寒い気がするけど、

アルコールで温かくなった体には、丁度いい。

 

時間が空いたからか、大人の理由でお酒が薄いからか、

ちょっと味がぼやけている気がする。

でも、チーズの濃さを流して、相乗効果でその二つともが美味しい。

良いお酒には、美味しい肴を、そして、運命の人と一緒に。

2015.9.19記


この夏、黒糖焼酎がマイブーム。

お芋さんほどクセがなく、麦や米よりは、力強い

そんな所に惹かれて、ソーダ割り、

つまり、黒糖焼酎のハイボールを楽しんでいるのです、

朝日酒造株式会社 鹿児島県大島郡喜界町

壱乃醸 朝日

原材料 黒糖 米麹(黒麹)

アルコール度数 二五度

黒糖だから、甘い香りをイメージするし、

黒糖の焼酎を楽しむきっかけが、ラムっぽい味だったから、

そんな甘さを求めていたけど、ちょっと勘違いだったかも、

ロックにソーダだから、ウィスキーやバーボンと違う

味や香りが立ち難いかも、

それでも、すっきり、きりっとした喉越しは、

炭酸ではなく、この子の気質なのだと思うのです。

飲みすぎないように、気をつけなくては、

2015.8.22

追記

引き続き、黒糖を、ゆっくりと、ソーダ割りで、、

今日は、一人、家呑み。 

「移り香」、「残り香」を酒の肴にして呑んだ、

先週が、もう遠い昔のことのよう。

2015.9.13 記


夏休み、最後の金曜日、

手元にあるのは、奄美の黒糖の焼酎、

口切は昨日、いつもなら、

封を開けた時に、必ずここに更新するのだけど、

三年寝かせて、眠り過ぎて、あたしには響かなかった。

それが第一印象。

 

期待していたのは、ラムのような味、

それを感じられないから、響かないなんて、

おまえは何様だと、小一時間昨日の私を問い詰めたい。

気を取り直して、もういちど、夏休み最後の夜のお伴に、

 

喜界島酒造株式会社  鹿児島県大島郡喜界町

くろちゅう 三年寝太蔵

原材料 黒糖・米麹(タイ産米)

アルコール度数 30℃

 

クセの無いさっぱりとした味、

でも、ほのかに甘みを感じる、

アルコール度数30度だから、強いお酒なんだけど、

それを感じさせない、柔らかさは、

三年間の熟成の歳月の賜物なのでしょうか。

2015.8.15 記


久しぶりに、一週間丸々夏休み、

山へ向かうのと反対側の電車は、

いつもよりは少し少ない、それでも、満員の電車。

登山口の終着駅には、人もまばら、山道も、とっても静か、

なんとなく、一足早い、お盆休みって感じの、月曜日。

山登りの疲れを癒す為に、

先日の、黒糖のお酒を、

有限会社 山田酒造 鹿児島県大島郡(奄美大島)

奄美黒糖焼酎 長雲 一番端

原材料名 :黒糖・米こうじ(タイ産米)

アルコール分 30度。

 

もちろん、ラムのような香りは無い、

でも、舌の奥、喉で感じる味は、

ソーダと一緒だからか、やはりラムの近いものが、

体の内側から、やさしく熱をとってくれる気がするのも、

熱い地方のお酒、黒糖の蒸留酒からなのか、

筋肉痛の辛さを、心地よい眠気に変えてくれる予感。

2015.8.10 記


不思議に思っていたことの一つに、

焼酎の材料には、米、お芋、麦、黒糖とあるのだけど、

それをブレドしたらどうなるのかなって、

同じように思っていた造り手さんもいるようで、

お米と、お芋さんのブレンドが、

 

佐多宗二商店 :鹿児島県 南九州市 頴娃町(えいちょう)

赤屋根製造所 本格焼酎 晴耕雨読 XX(24) 

原材料        :黄金千貫 (南薩摩産) 米麹 (タイ産米)、米(国産)

アルコール度数 :25度

製造年月日    :150424

 

それぞれの原材料によって、蒸留方法が違う、

芋焼酎(直接加熱蒸留)、米焼酎(間接加熱蒸留)

その違いは、赤屋根製造所のサイトで確認していただくとして、

そういえば、前に飲んだ「XXIV(24)」も同じ蒸留方法。

なるほど、お芋さんのクセがまろやかになって、飲みやすいと思う。

でもね、お芋さんと特有の甘さは、残っている。

あれ、この甘さって、お米の甘さなのかな、

 

焼酎の醸造にしては、サイトのトップページがこんな素敵な写真から始まる。

でもね、次は、自慢の、

そして、最後は、大切なモノの写真。

こんな洒落たサイトを作る会社のお酒が、大好きです。


蒸し暑い日が続きます、35/65なんて表示を見ると、

たとえそれを見たのが冷房の中であっても、

許して下さいと、つぶやいてしまいます。

気温と湿度の合計が100を越える、

ましてや、冷房に弱い私。

足は浮腫み、肘は痛くなる、

湿度を下げて、シュワーとした飲み物が唯一の逃げ道です。

で、

有限会社 山田酒造 鹿児島県大島郡(奄美大島)

奄美黒糖焼酎 長雲 一番端

原材料名 :黒糖・米こうじ(タイ産米)

アルコール分 30度。

お芋さんとも、麦とも違う、甘い香り、

当たり前だけど、黒糖の飴の香りが、、

ソーダと飲むと、なんとなくラムの気配も、、、

樽の香りが、ラム酒の大切な要素だけど、

でも、なぜか、舌の上で同じように感じるのは、

さとうきびから造った兄弟のようなお酒だからでしょうか、

黒糖のお酒って、とてもとても夏向きのお酒。

ちょっと、この夏、マイブームの予感。


確か、ニュースでも梅雨入りとのこと、

暦の上でも、11日、木曜日が「入梅

る二十四節気ではなく、雑節のなかの一つ

ジトジトした雨はまだだけど、

日差しが出れば、お天道さまの勢いは夏に近く、

蒸し暑い一日でした、

そんな日には、シュワっとした飲み物を、

四ッ谷酒造有限会社 大分県宇佐市

宇佐 むぎ

原材料      ; 麦(国産)、麦麹(国産)

蒸留方法     :常圧蒸留

貯蔵法       :ホーロータンク

アルコール度数: 25度

今日は、こちらを、ロックではなく、ソーダ割りで、

よっやく、復活してきた嗅覚が、麦の香りを、

口の中で炭酸が弾け、麦の味が広がる。

この先の季節、焼酎のソーダ割りが良いと思います。

追記

確か、焼酎は、夏の季語、

ジメジメした梅雨には、さっぱりと焼酎が良い、

ロックで、ソーダ割りで、

クセのあるお芋さんも、さっぱりした麦も、

ようするに、なんでも良いってことなんです。

ただし、飲みすぎなければということ、


もう少しだけ飲みたかったから、

有限会社 中村酒造場 鹿児島県霧島市

手造り芋焼酎 玉露 「甕仙人」

 

原材料 : さつまいも (小金千貫-宮崎県小林市) 米こうじ(国産米)

アルコール分 : 25度

お芋さんの香りが分って、とりあえず一安心。

でも、しっかり治さないと、

嗅覚が衰えると、美味しい食べ物の楽しみが半減する。

もちろん、お酒も、

ワインだと、香りについて、なにかコメントを求められるけど、

日本酒とか、焼酎って、その習慣が少ない、

でも、おなじように、まずは、香りから

麹の香りやら、お芋さんや麦の種類の違いが

香りに表れるから。


飲み過ぎたとはいえ、

水飲んで、毒素を薄め、体を動かして、臭い汗を出し、

最後は、サウナでさらに搾りだす。

すべての過程を終了させると、元気よく酒屋さんへ、

こまった、50過ぎのおやじです。

で、選んだのは、

四ッ谷酒造有限会社 大分県宇佐市

宇佐 むぎ

原材料      ; 麦(国産)、麦麹(国産)

蒸留方法     :常圧蒸留

貯蔵法       :ホーロータンク

アルコール度数: 25度

兼八の酒蔵さんの、普通の麦バージョンです。

ロックからなのか、私の鼻詰りのせいなのか、香りが立ってこないの残念、

でも、とてもさっぱりして、丸い味わい。

ちょっと、お芋さんや日本酒が重く感じるとき、

それでもお酒が飲みたいのなら、麦の焼酎がベストかもしれない。


どうしようかと迷ったあげる、

すこしさっぱりとしたお酒が良いかなと思い、

今晩は、お芋さん。

有限会社 中村酒造場 鹿児島県霧島市

手造り芋焼酎 玉露 「甕仙人」

 

原材料 : さつまいも (小金千貫-宮崎県小林市) 米こうじ(国産米)

アルコール分 : 25度

「基本的な造りは「玉露 甕仙人」と同じですが、

原料のさつまいもに宮崎県小林市の契約農家による小金千貫のみを使用した限定商品です。

原料の都合により、ごくわずかな数量しか製造しております。」


お芋さんをロックで飲むと、香りを楽しむことが難しいから、

瓶に鼻先を突っ込んで、香りを楽しむ。

お芋さんの良い香り。

甘口といっても、お米のお酒と比べると、さっぱりしている。

いろんな意見があるし、

夏の熱い盛りに、焼酎のお湯割りは似合わないけど、

とりあえずは、焼酎は夏の季語。

飲む機会も多くなるはず。

オリジナルバージョンの説明に、

中村酒造場5代目中村敏治が初めてオリジナルの銘柄として造った焼酎。

「仙人様が、甕の中の焼酎の匂いに誘われて、ついつい飲んでしまいたくなるような焼酎」という由来。

きっと、女子(おなご)さんの洗濯する姿みて、墜落した仙人さん向けのお芋さん。

まさしく、私の為のお酒。

オリジナルバージョンの甕仙人を試さなくては。


山から下りて来るときの儀式があります。

最後のピークでの休憩から、液体を摂らない。

無事に降りることが出来たことを、

山の神に感謝するためお神酒をご相伴に、

確か、麦茶がお好きと聞く、

それもS社の水のような、あるいは、K社の苦みも悪くないとのお伝え。

入山口に着くと、バスのエンジン音が、聞こえ

駅に着けば、踏切の閉まるサインが点灯。

お供えの奉納を忘れてしまった、不信心な登山者でした。

反省として、今年初のロック、+炭酸水で、お芋さんを、

おっと、さらに不信心なことに、お供えするのは、

「悪魔の抱擁」。

神様に良い訳を小一時間聴いていただかないと、罰があたりそうです。

ロックからか、香りはほとんど感じません。

でも、他のお芋さんとは違う味が、広がり、

飲み干したと、まさしくスコッチのような残り香が立ち昇る。

抱擁の強さをお湯で和らげるより、

氷で、引き締めた方が、

この悪魔さんには相応しいのかもしれません。


前回更新したのが、2月1日。

その間、週末のお酒は欠かさなかったのだけど、

なぜか、日本酒ばかり。

寒の戻りに誘われて、暖かい飲み物が恋しくなって、

久しぶりのお芋さんのお湯割り。

 

さつま無双株式会社  鹿児島県鹿児島市

悪魔の抱擁

原材料 さつまいも、米こうじ

アルコール分 25%

ラベルも少し怪しげ、、、

 

それに、ちょっと、大げさな裏ラベルの口上

この焼酎を飲みはじめて、いったいどれだけ時が過ぎたのだろうか。
それにしてもうまい酒だ。
その甘美な魅惑は、古き巴里によせるオマージュ。
その女性的イメージは、私を誘うセイレーン。
まるで、なにか怪しき存在に抱かれるような官能的幻想に包まれつつ、私は魂まで・・・・・・。


お芋さんらしくない、お芋さん。

あの、お芋さん特有の香りではなく、

別の甘い香り。

樫の樽で保存したと、

なるほど、少しスコッチの香りが、

口上ほど、官能的ではないけど、

不思議なお酒。

 


岩倉酒造場 : 宮城県西都市

三段じこみは麦ン味

原材料: 麦、米麹(タイ米)

アルコール分:25度

製造年月日:140702

久しぶりに焼酎を、麦の焼酎をお湯割りで、

ほんのり香る、麦の薫り、甘さ。

クセのある「お芋」さんもいいけど、

時に、ちょっと苦手に感じることも、

でも、麦なら、いつだって、優しい。

クセのないお酒は、軟弱だなんて、

浅はかな偏見に反省。

 

ふくよかな香り、甘さ、

造り手が、心を込めて造ったことを感じさせるお酒。

元気になって、美味しく頂けることに、感謝。

 

確か、先月の半ばに、飲んでから、熟成中。

とはいえ、蒸留酒の焼酎は、大きな変化があるわけでないけど、

やっぱり、風味がぼやけているように感じるのです。

あるいは、鼻炎からか、沸かしたてのお湯だからか、、

一口飲むと、しつこくない甘さが口のなかに広がり、

お湯とアルコールの効能で体の内側から温まってくる。

美味しいお酒は、幸せな気分にしてくれる。

 


 株式会社 黒木本店 : 宮崎県児湯郡高鍋町

本格焼酎 きろく (漢字の七が三つに 六) 無濾過

原材料: 黄金千貫(無農薬有機農法) 黒麹(ミナミユタカ 宮崎県産)

アルコール分:25度

製造年月日:141119

 

曰く、蒸留したて、無濾過、無調整の新酒を

25度に割り水して、瓶詰めしたと、、

お湯で温められて麹の香りが、、、

口の中で、甘さが広がる、

ちょっと、お芋さんのクセがあるけど、

それが、お芋さんの焼酎の魅力。

南国の力を感じる。

 


四ツ谷酒造有限会社  :大分県宇佐市

焼酎屋 兼八

原材料      ; はだか麦(国産)、はだか麦麹(国産)

蒸留方法     :常圧蒸留

貯蔵法       :ホーロータンク

アルコール度数:二十五度

口のなかにほんわりと膨らむ麦の香ばしい香り

麦を煎ったら、きっとこんな香りなんだろうなって、

表現の仕方は悪いかもしれないけど、

パンを焼いた時、ちょっと黒く焦げたところに似た味が、

でも、それと違うのは、苦みがなく、ほのかに甘さを感じる。

 

きっと飲みきるまでには、お湯割りに、変わるはず。

その時は、あまり印象に残らなかったけど、

今回のバージョンは、とても楽しみ。

いっそのこと、これからお湯を沸かしましょうか。

 

麦が原料っていうから、小麦かと思ったら、

はだか麦って、大麦の一種なんだ、

それに、朝のテレビ小説見ていて、

ウィスキーの質を左右するのは、

蒸留の時の器具の滑らかな曲線って言ってた、

きっと、焼酎も蒸留が大切な味の決め手なんだろうなって、

だから、兼八さんのサイトでは蒸留方法まで載っているのですね。

 

追記。

美味しいお酒を飲むと、饒舌になってしまう、

ましてや、一人、週末夜会ならば、

雑文も、とめども無く、、、

追記といいながら、元の更新よりも、、、、

その被害にあったのが、さっき追記した日記

その理由が、兼八。

備前の器に、お湯を満たして、、

飲みすぎないよう注ぐ、、、

すると漂う、香ばしい麦の香り。

口にふくむと、

収穫前の麦畑は、こんな香りに包まれるのかも、、

気障な言い方をすれば、

ミレーが切り取った一瞬は、こんな匂いが漂っていたかも、、、

 

飲み干した後、

器に漂う「移り香」も、良い。

 


佐多宗二商店 :鹿児島県 南九州市 頴娃町(えいちょう)

赤屋根製造所 本格焼酎 XXIV(24) 

原材料        :黄金千貫 (南薩摩産) 米麹 (タイ産米)

アルコール度数 :25度

製造年月日    :20140801

先行試飲販売の時、一口頂いて、

力強いお芋さんの味が気に入ってお買い上げ。

お芋さんの「クセ」が苦手って人には、難しいかもしれないけど。

でも、そこが堪らなく「酔い」のです。

ロックだと、香りが立たないのが、悲しいのです、

試飲の時に感じた、素敵な香りをもう一度、楽しみたいのです。

でも、明日のことを考えると、25度をストレートって、、、

さすがに、しんどいです。


小春日和の良いお天気

2015年10月24日 | 季節

二十四節気では、もう秋の最後の節気。

東京では、霜が降りるのは、もっと先のこと、

それ以上に、今日は、明るい日差しで、少し汗ばむほど、

こんな時に、旧暦との違いを感じるのです。

 

近所の桜の名所の葉は、大分寂しくなり、

イチョウ並木のギンナンの香りは薄れ、

それとともに、葉の色も変わり始めています。

せっかくの素敵な秋の晴れの日、

ちょっと、お散歩にでも出かけましょうか。

 

別に、特別な場所ではなく、

普段歩いている、近所の風景の

秋の深まりを探しに、

 


今話題の展覧会に、

2015年10月22日 | QOL
 

いろいろ話題になっている展覧会だし

会場も、小さな場所だから、

仕方がないと思うのだけれど、

木曜日の、夕方で、すんなり入れたけど、

会場内の混雑は、ちょっと異常。

普段は、展覧会に出かけないような人達で溢れていて、

言い方は悪いけど、場末の三本立て18禁の映画館のような雰囲気。

とてもじゃないけど、絵を楽しむって環境じゃなかった。

 

すごいっていうけど、いくつかの例外を除けば、

別に「絵」そのものは、並の作品で、

ただ、あり得ないような大きさで、性器が描かれているだけ、

枕絵として、眺めて、実物を初めて見た時、、

ホッとした、あるいは、がっかりした女子(おなご)さんも居たのかなと、

あるいは、彼我の差の大きさで、立ち直れない男の子も、、

そんなお馬鹿な妄想を、加齢臭の源の一人はしてしまいました。

 

ただね、本当に幾つかの、

表舞台で、堂々と大看板を背負っている絵師の作品は、

技法といい、構図と、諧謔さも含めて、

すべてがすごいなって、思うのです。

それに、細川家に伝わる春画。

浮世絵のあらゆる技法を凝らして創られたそれは、

さすが、天下の大名と唸らせるものがあります。

それは、見事な出来栄えでした。

ただ、やはり、この手の絵は、秘めた場所で、

一人、あるいは、気心、肌合いの合った人と見るものだと、

つくづく思うのです、

 

そう、まったく別の意味で、個人的な発見があったのは、

また、別の機会に、


多分、今年最後

2015年10月18日 | 薔薇

バレンシアの残った蕾が、ほころび、

 

 
きれいな花が咲きました。

10月も、半ば、きっとこれが今年最後の花になると思います。

とはいえ、アイスバーグを見てみると、

小さなシュートが、幾つか伸びていました。

ひょっとすると、お天気次第では、

花をつけることがあるかもしれません。


夢は叶わなかったけれど、

2015年10月11日 | つぶやき

昨夜、スコットランドとサモアの試合、

ネットを駆使して、経過を追い求めていました。

前半までは、ひょっとして、少し期待の持てる展開。

でも、後半は、見事なくらいラグビーらしい、ロー スコアな試合。

改めて、強豪国とそれ以外の国の力の差を感じました。

次のアメリカとの試合が、今回のワールドカップ最後の試合になります。

相手も、せめて日本には勝つ、そんなモティベーションで向かってくるはず、

消化試合とはいえ、双方のチームにとって、大切な試合になります。

 

スプリングボックスに勝つという、偉業を

スコットランドには負けたけれど、サモアに勝ち、二勝、

そして、アメリカとの試合に勝てば、三勝。

勝ちの数でいえば、ベスト8に進んだ国と同じ数の勝ち星。

これほどの素晴らしい結果を残すことができるなんて、

長く生きていると、たまには良いことがあるものです。

 

そう、昔、この結果に似た状況があったことを思い出します。

あの時も、番狂わせを起こし、

得失点差で、トーナメントに進めなかったチームのこと。

アトランタオリンピックのサッカーチームのことです。

その後、サッカーの世界では、

ワールドカップに出場できるほどの強くなりました。

同じように、これをきっかけに、ラグビーでも、

強豪国を脅かすような存在になってくれることを願っています。

とはいえ、あの協会ですから、、

また、暗黒の、勝ち点+ボーナスポイントを計算できるチームに逆戻りする

そんな不安も強くあるのですが。


見苦しいクールビスの姿も消え

2015年10月10日 | 季節

10月から衣替え、

見苦しいゴルフシャツ姿も消えました。

昼間は、陽が出て、シャツの袖をめくるくらいだけれど、

朝晩は、ジャケットが必要な季節。

とはいえ、布団から出られないほど寒さではない、

そんな季節なのです。

 

週末の運動の後、熱をもった体を、

程よく冷やしてくれるのも、この時期の風、

元気そうに泳いでいる外のメダカも、

なんとなく、食が細くなったような、

朝晩、二回の餌やりも、そろそろ、一度に、

減らす時期になりました。

 

旧暦ベースの節気だけれど、

季節の変化の先がけを示しています。

一昨日、10月8日が、寒露。

二十四節気で、秋の季節のラス前。

秋が、一歩一歩、深まっているこの頃です。

 

 

 

 


帰り道

2015年10月04日 | 季節

金曜日、週末の夜、

毎週毎に繰り返されていた喧騒も、

ひと段落したのか、もう関心が無くなったのか、

とても静かで、人通りの少ない、いつもの風景に戻っています。

 

ふと、ちょっと臭い匂いに気が付く、

足元を見ろと、白い割れた木の実が、アスファルトに

気をみると、まさしくイチョウの木、

そう、銀杏の匂いでした。

イチョウ並木の続く坂道、

銀杏の匂いがしたのは、一つの木の下だけ、

確か雌雄のあるのがイチョウ。

沢山の木があっても、実をつける木は少ないのでしょうか。

それとも、時期がずれているのか、、

 

そろそろ、秋の進む速度が、駆け足になるのかもしれません。


我が家の秋

2015年10月03日 | 薔薇

蕾がいくつか、そろそろ咲く時期かなと、

期待していました。

数日前から、ほころび始め、

天気の良い今日、まさに見ごろです。

いやはや、ずぼらな世話主にも関わらず、

バレンシアは、自由に、元気よく咲いてくれます。

最初の子が手が掛からなかったから、

こうして、薔薇を育てることが続けられるのですが、

その反面、新しい子達のお世話が上手に出来ないで、

幾つもの鉢を枯らしてしまいました。

 

 
そのなかでも、まあ、今年仲間入りしたアイスバーグは、
 
なんとか、夏を越すことができ、秋の花をさかせてくれています。
 

もうひとつのブルーパフューム、

花を咲かせたものの、早く花を落してしまったからか、

葉が全部落ちてしまって、シュートだけになってしまいました。

このまま、お休みしてくれると良いのですが。

まだまだ、心配の種は尽きません。