妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

いくつかの叶った夢、 数え切れないほどの忘れ去った夢、 平凡だけど、悪くはなかったと思う日々。 変わりのないことを嘆くのでなく、 変わらないことに安堵する、 でも、目を開ければ、小さな様々なことが変わっていく、 そんな小さな変化を言葉に綴り、 週末には酒を飲み、 日々、恥ずかしい妄想を、写真とともに、更新する。 そんなブログなのです。

館淳一の最新刊「母の寝室」

2006年06月20日 | 読書
私の場合、毎日の生活で経験することが出来ない、
それでいて、体験したいと思っていることがらを疑似体験するために、
本を読み、アダルトビデオに耽溺しているのは明らかです。

二見書房から出版された館淳一の最新刊「母の寝室」という本があります。
著者のWEBで明らかになっているとおり、
作者が選んだ物語の舞台は母と息子の関係です。
そこには、思春期の少年の中性的な同性への憧れ、
少年の女性の服装、特に下着への倒錯などなど、
この筆者の読者には、おなじみのモチーフが散りばめられています。

この春、この作家の単行本が何冊か出版されました。
その中でも、とりわけこの作品に心惹かれた理由は、
主人公である女性が、自らの欲望の為に、
母としての立場を捨て、一人のマゾとして飼育される。
そして、マゾとしての喜びに耽溺するために、
生活のすべてを奉げてしまう、
その決断をするマゾの心の動きと、それを命じるご主人さまの心意気に
感じるところ、主人公の生き方に憧れを持ってしまう私だから、
現実の世界では、選択できない生き方を選んだ彼女に、
自分の姿を重ねるため、自分の姿を映し出すために、
何回も読み返してしまいます。

現実の世界で、物語の主人公のように、
自らの快楽を貪る人生に生きることは考えられません。
彼の描く世界の登場人物に自らを投影することで、
下着女装マゾとしての実現できない夢の世界を楽しむことになります。
言い古された事ですが、
自らの体験と、体験できない事の狭間で、
ほんのひと時、妄想の世界に浸る、
そんな喜びの為に、この作家の本を手に取ってしまいます。


6月になりました。

2006年06月01日 | つぶやき
WEBサイトを立ち上げたのが、
フランスでのワールドカップの春。
長いから、価値があるとは思いませんがが、
はるかとして、ネット上に駄文を書き始めて、
早いもので八年の月日が過ぎました。
始めた当時、WEBへの書き込みは、手間のかかるものでした。
改行や文字の大きさ、文字化けの修正、リンクや写真の貼り付けも、
HTMLの言語と見比べながらの作業でした。

ロングテールとして括られるサイトばかりにアクセスしてきた私にとって、
サイトのコンテンツの充実とそれを作る手段の変化は
そのまま、WEBの進化を実感することだったのだと思います。
幸いにも、自分のサイトを創り、管理することで、
それを、自らの実体験として、肌で感じることが出来たのは、
とても運が良かったと思っています。

「ウェブ進化論」(梅田望夫著、筑摩書房刊)に記されている、
WEB1.0から2.0へのアップグレードでの過程が、
まさしく、私がサイトの更新、管理を通じて感じていたものです。
そして、出来ることならば、
WEB2.0から2.1や、WEB3.0へのアップグレードをもまた、
その環境の隅に身を置きながら、感じてみたいと思っています。

WEB1.0の世界においては、その環境で生き延びるには、
更新頻度を上げるために、Googoleの閲覧回数を増やす為に、
リンクを増やし、ヒットし易いKEYWORDを散りばめることでした。
どうも、WEB2.0において、その法則は崩れるようです。
その世界において、コンテンツの内容とインタラクティブな反応が、
その世界を生き延びる鍵になりそうです。

最近の私の状況はといえば、
更新回数も落ち、内容も、石ではなく芥(ゴミ)ばかりだと
反省することしきりです。

三回目のワールドカップが開催される月が始まる時、
出来れば四回目、南アフリカで開催されるその月まで、
更新頻度は低くても、内容の充実したコンテンツを作ることで、
その月を目指したいと思っています。
その過程として、WEB2.0の世界を実感できればとも思っています。