妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

80年代

2007年07月23日 | 読書
80年代って、皆さんにとって、どんな時代だったのでしょうか。
私にとっては、渋谷で過ごした時代と呼べるかもしれません。
先日更新した日記の通り、青春の十年間なのです。

20年前の時間は、歴史として語るには近すぎ、
かといって、今との繋がりを考えると
ちょっと離れている。
そんな中途半端な隔たりではありますが。
文春新書「プレイバック1980年代」 村田晃嗣著 からの引用です。
おなじような題材の本として
新潮新書からの「1985年」吉崎達彦著がありますが、
両方ともに、自分が肌で感じたこと、私個人の出来事、
それらを思い出しながら、80年代という10年を振り返り、
そのときに思い描いていた、20年後と
現実との差について、思いを深めています。

「歴史は現在と過去の対話である」とE.H.カーが述べていますが、
まさしくそのことを実感しながら、ページを捲りました。
同時に、改めて、歴史の生き証人とまではならないにせよ。
生きていた時間の前半半分がかび臭い歴史になってしまう。
「明治は遠くなりにけり」と中村草田男が呼んだのは、
1936年、元号が大正に変わってから24年後のことですから、
「昭和が遠くなってしまった。」と感じるのも
当たり前のことかもしれません。

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