素足を寒風にさらしている若い子がいます。
元気だなって、思う反面、
私の肌にも、寒風が刺さるような
空気の冷たさを倍増させるような、
そんな風景でもあるのです。
粉を吹いているような、カサカサした肌を見ると、
ファッションを優先させる若さより、
「痛さ」を感じてしまうのです、
確かに、肌からにじみ出る明るさは、
彼女達の世代の特権ですけれど、
あまりの寒さに、
そして、身体への無神経さに、
彼女達の気持ちの哀れさを感じるのです。
きっと、春が来て、草木が芽吹く頃には、
彼女達の肌も生まれ変わるのでしょうが、
酷使することで肌が衰えてしまう
そんなことを心配するなんて、
間違いなく、ただの老婆心なのでしょう、
でも、どうせ見せてくれるなら、
もう少し、キレイな素足を見たい。
カサついている肌ならば、
生足で歩き回るなと、
意見したいのは、
老婆というより、
おばさんだからなのでしょうか。