曇りの予報の土曜日、お昼過ぎから本格的な雨に、
本当に、気が滅入るくらいに雨の多い長月、
九月も、あと一週間、一年の短さを感じながら、
押し付けるような、夏の日差しの強さが恋しくなります。
雨が多かった東京とは違い、西日本は酷暑だったと聞きます、
金沢もきっと、そんな夏を静かに蔵の中で過ごしたお酒を、今日も、
石川県 金沢市 株式会社福光屋
加賀鳶 山廃純米吟醸 冷やおろし原酒 醸造年度 平成二十七年 生詰 原酒
原材料名/米、米麹
精米歩合/59%
アルコール分/18度
原料米/山田錦(兵庫県多可町)
製造法/山廃仕込・純米吟醸・生酒
製造年月 AXJ2016.08
趣向を変えて、冷蔵庫から直出し、冷えたままで、、一口目。
温度が低いとそれだけで呑み易い、時に味までも冷たさで薄れてしまうけど、
この子は、冷たさに負けずに、味の片鱗を味わせてくれる。
これから、ゆっくりと、味の変化を楽しむことに、、、
部屋の気温に馴染んでくるにつれ、甘さが目覚めて来る。
クセの無い、さっぱりとした甘さ、隠し味としての「酸味」があるから、
品のある甘さを醸し出しているのかも、
ただ、昨日よりは、お酒のトゲトゲしさが消えて、まろやかになった、
それゆえに、甘さの品が上がった気がするのです。
あるいは、
最近お気に入りのカワキモノを肴にしているからか、
その塩加減げ絶妙に日本酒に合うのです。
追記
とはいえ、
部屋の温度、きっと、20度を超えている、と同じぐらいになると、
雑味が出てしまって、美味しくないから、
最後は、ロックで。
氷の冷たさのなかに、砂糖水のような甘さが、、、
シルバーウィークなるもの、〆のお酒です。