ある意味リターンマッチ。
初めて手にしたのは、2014年の秋のこと、当時の覚書は消してしまったけれど、
断片的に残っている話を見ると、記憶ほど嫌いな味ではなかったみたい、
要するに、呑み方、あるいは、呑み手の体調の問題だったのかも、
それはそうでしょう、お気に入りの酒屋のその店主が選んだお酒、悪いはずがない、
あとは、自分のストライクゾーンのどのあたりなのか、探るだけ。
ただ、ちょっと苦手なコースもあるけれど、外れのない選び方。
山形県 天童市 株式会社 水戸部酒造
山形正宗 純米吟醸 雄町
![](http://www.mitobesake.com/img/products_002.jpg)
原材料名 : 米・米こうじ
原料米 : 赤磐産雄町100%使用
精米歩合 : 55%
アルコール分 : 16度
製造年月 : 28.4
香りはそれほどでもないかも、でも口に含んだ時、甘さが、広がる。
酸味は感じないから、柑橘系の甘さではなく、砂糖の甘さではなく、
いわゆるフルーティ-っていうのかな、でも、漠然とし過ぎてあまり使いたくない表現。
プロの見立てでいえば、ブドウのような旨味と酸味と、
なるほど、言われてみれば、甘みは強くないけど、巨峰のような、、、
確かに、キレというか、喉を通り過ぎたあと、口の中に残るのは、残り香りだけ。
それも程なく薄れ、次の肴と一献の為の準備を整えてくれる。
飲みすぎないように気をつけねば。
お米の産地に、赤磐産と、一方、酒屋さんの紹介文にはドメーヌ化とある。
赤磐とは岡山県の地方のこと、蔵元は山形のはずなのに、ドメーヌ化をうたうとは???
雄町って、備前とか、岡山って言葉と対になつことが多いけど、そんな訳だったのですね。
ひとつ、学びが増えました。
追記
温度をなじませることなく、冷蔵庫から直接、冷たいままで、
昨夜感じた甘さも何も、消えてしまって、ただのお米で出来たアルコール、
口の中で転がしても、その味は戻って来ないから、しばし休憩、温度をなじませることに、
馴染ませている間、夜のスポーツドリンクを飲み、味の濃い乾き物を食べたら、
舌の味覚が、穢れてしまったかも、あるいは、
火入れのお酒は、一晩寝かせても、、、、、
こんなことなら、昨夜空けてしまえば良かった。